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TF108が、ついに登場!
2008年1月11日
全国1億人のf1.panasonic.comファンのみなさん、A HAPPY NEW YEAR ! 前ちゃんです。年明けからは10日ほど遅れたご挨拶となってしまいましたが、本年も前ちゃん&チョーさんをどうかよろしくお願いいたします。なんて、今さら新年の挨拶なんかはどうでもいいですよね。そう、2008年一発目の「Editor's Talk」は予告通り、パナソニック・トヨタ・レーシングの新車「TF108」登場編。昨日行なわれたドイツからの生中継、みなさんご覧になられたでしょうか。今年もアクセスが殺到したためか、なかなかつながらないという状況でしたが、編集部でもなんとかその雄姿をこの目で確かめることができました。お気づきの方もいらっしゃったようですが、うれしくてつい、「TF108」の写真だけは昨日のうちにここで公開していたんです。で、今日は前ちゃん&チョーさんが、この「TF108」についてじっくりと検証してみたいと思います!
着実な進化を予感させたTF108発表会
- チ:
- いよいよ、08年を戦う「TF108」が発表されましたね。ということで、早速TF108の第一印象について話していきたいと思います。昨夜、写真を公開した時点で、早くも「大分思い切って変えたように見える」というコメントを頂いていますが、僕も同じ印象です。正直、ここまで見た目が変ると思っていませんでした。というのも、これまでパナソニック・トヨタ・レーシングの新車というと、前年の正常進化型というイメージがありましたからね。
- 前:
- うん。それに今回は昨年までのように、パナソニック・トヨタ・レーシングが全チーム中で先陣を切っての発表とはならなかった(なんか残念)。で、先だって発表されたフェラーリ、マクラーレンのトップ2の新車を見ていると、いずれも見た目には大きな変更を感じられなかったんだよね。だからてっきりパナソニック・トヨタ・レーシングもそんな感じなのかな? という気もしていた。まぁ、先に発表したチームは昨年のトップ2なわけだから状況は違うけど、それでもちょっと予想外だったかな。
- チ:
- まず目についたのは、フロントウイングですよね。アッパーエレメントがフロントノーズの上を通って、昨年マクラーレンが取り入れたスタイルになった。また全体的に丸みを帯びた印象を受けました。発表会でパスカル・バセロンが語っていた開発のポイントは「空力の改善」と「ドライバビリティの向上」。2つのうちの空力面という部分については、このフロントウイングの形状などからもチャレンジしていることが伝わってきます。
- 前:
- そう、まずはフロント部分だね。正面からの写真をご覧ください。カラーリングの変更も含め、この角度はもっともこれまでと印象が変わったよね。おっ、ミラーもいよいよポッドフィン一体型になったぞ。横向きの写真をご覧ください。これは去年ルノーが採用したタイプに近いのかな、印象としては。ただ、このポッドフィン自体もでかくなっているので、サイドのPanasonicのロゴが見えにくくなっているのが残念ではあります。ルノーのマシンはこの方式でミラーが不安定だったのか、途中で内側にステーが追加されていたようだったけど、TF108にはないね。それだけ出来が良いってことかな。
- チ:
- ほかにもバージボードとか、下部をえぐった形状のサイドポッドとか、いろいろ変ってますよね。そしてもう一つのポイント、ドライバビリティの向上という部分での変更点でいうと、ホイールベースが延長されたことが挙げられます。TF107は全長4530ミリ、ホイールベース3090ミリでした。これに対し、TF108の全長は4636ミリと、106ミリ長くなっています。残念ながらTF108のホイールベースは公表されていないのですが、バセロンは長くなったことを明言しています。特に今年からトラクションコントロールが廃止されるなど、いわゆるドライバーエイドシステムが禁止されたので、ドライバビリティの向上は必須でしたから。
- 前:
- 今までも言ってきたように、2008年シーズンはこのトラクションコントロール禁止っていうのが大きな変更で、それによるスタンダードECUの使用があって、ほかにも一つのギアボックス4戦使用なんていうのもある。当然どのチームもこの対応策が開発の中心になっているはずなんだ。そういうこともあって、マシンの外観は、発表会の時点ではあまり大きな変化は見られないと予想していたんだけどね。
- チ:
- 車重も5kgほど増加してますね。重量増はフェラーリにも見られたのですが、4戦使用するギアボックスの信頼性向上分が増えた分なんでしょうかね。まぁ、4レース以内にギアボックスを変更してしまうと、スターティンググリッド5番手降格というペナルティがありますから、5kgぐらい重くても信頼性確保が大事ですよね。で、先ほど編集長が言っていたスタンダードECU。これが大変だったみたいですね。エンジン自体は、06年最終戦ベースから変っていない。だけど、それを制御する頭脳は変えなくちゃいかんということで、だいぶ多くの時間を、このマッチングに取られたみたいです。それでもルカ・マルモリーニによれば、「満足できるレベルになった」ということ。ただここで言ってるのも、パフォーマンス面というより、信頼性について。やはりエンジンのパフォーマンス面での開発については、大分制約が出ていますよね。
- 前:
- うん。でもそれはどのチームにも言えることだからね。というわけで、昨日お披露目されたマシンは我々の想像とは少し違っていたけれど、逆に非常に心強い印象がありました。そして、各首脳陣やドライバーのコメントも、例年とは少し雰囲気が違っていたよね。
- チ:
- そうですね。いい意味で、イケイケじゃなかったような気がします。山科代表のコメントを聞いても、もちろん最終的な目標は表彰台の中央に立つこととしながらも、ドライバーは常にポイント圏内で完走することを目指し、そして表彰台にチャレンジすべきだ、と。そしてチームとしての責務は、そのドライバーの目標を実現するF1カーをドライバーに与えること、と語られています。当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、僕は逆に着実に上を目指すという意思を感じましたね。
- 前:
- ドライバーのほうも、ヤルノがまず「F1はいきなり頂点を極められるものではない」という殊勝なコメントをしながらも、「表彰台を狙える」とはっきり言っていた。「トラクションコントロールなしは自分に向いており、それをドライブすることは楽しい」ともね!
- チ:
- グロック、可夢偉という若い2人も、ポジティブなコメントをしていました。開幕まで、残すところ約2ヶ月。来週のヘレステストから、いよいよこのTF108が走り始めるわけですね。空力パーツなど、もちろんオフシーズンテストを通してアップデートされるでしょうし、ますます今年の開幕戦が楽しみになってきました。そういえば編集長。ドライバーたちのレーシングスーツの印象も大分変りましたよね。
- 前:
- うん、いい意味でF1になじんできたというか……。同じようにマシンのカラーリングデザインも去年までとは異なって、独特だった斜めラインのものではなくなったようだし。とにかく、今回マシンは大きく変わり、首脳陣は着実なコメント、選手はポジティブなコメントと、すべてにおいて前回までとは違った印象がありました。実際これからテストが進むにつれ本当の手ごたえが伝わってくるのでしょうが、昨年暮れはどん底に沈んでいた私も、現時点ではすっかり晴れやかな笑顔を放てるようになりました。いや~、いい正月だった、ほんと。
- チ:
- えっ、まだ編集長はお正月が続いていたんですか? まあ僕らにとってはこの新車発表こそがお正月と言えなくもないですけど。というわけで、f1.panasonic.com編集部も08年仕様を着々と準備中。今年もみなさんのご期待に答えるべく、編集部一同、燃えております。ご期待くださいね!






次回は、1月25日(金)に更新予定です。
お楽しみに!
うちの環境では何故かブチブチ切れて、見るものじゃなく聞くものみたいだった。 ですが、なんとか新車にかかったベールが取られるまで視聴。 岡本副社長、山科...
率直な感想としては、なかなか期待できそう。トヨタらしさを残しつつ、例年よりは攻め
毎年1番はじめに新車発表会を行ってきたTOYOTAだが 2008シーズンは、フェラーリとマクラーレンが例年よりも早く発表
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のげいらさん|2008年1月10日22時40分
う~ん、画像を見る限りじゃ大分思い切って変えた様に見えますが、手応えととしてはどうなんでしょうか?何だか楽しみですねえTF108がどんな走りを見せてくれるのか!
鈴木宏明さん|2008年1月11日15時13分
107発表時は速そうに感じたが結果駄目でした。
108は早く走れそうに感じません結果は良いかもね!
今年こそ頑張ってください!!
ティモさん|2008年1月11日17時33分
サイドのえぐれがまだトップチームに比べるとまだまだだろうけどバセロンのことだから意図があることを祈ります。開幕にはどういった空力パッケージになるのか楽しみです。
ドドリアさん|2008年1月12日00時11分
今年は、かなり攻めてきましたね。
開幕時にはどうなっているかわかりませんが
速く実際に走っているところを見てみたいものです。
今年こそ、2005年以上の結果を期待しています。
バー爺ボードさん|2008年1月12日14時27分
フロントノーズが下がったのは,前輪のダウンフォース重視の結果、
ホイルベースの延長は,操作性重視の表れかと思われる。
ほかのチームが2年前から取り組んでいたことに、
やっと、気づいたのかという感じはいなめないが、
やっと、開発の方向性は見えてきたという感じがする。
進むべき道は間違っていないように思うので、がんばってほしい。
杉さまさん|2008年1月12日19時15分
マシンの一等地がガラガラで,しかたなくTOYOTAとかいて埋めてある気が・・・。
KDDIもEMCも安い土地に引っ越しているし。
スポンサーのみなさんもっと期待してちょ。
ちょっと すきま風。
JAさん|2008年1月14日15時13分
山科サンの2010年までがタイムリミット
と言う発言を非常に気にしています。
あまりこういう言い方はしなでほしいですね。
小林や中嶋でF1チャンピオン獲得するまで撤退などしないでほしいです!
JAさん|2008年1月14日15時18分
山科さんの発言は山科さん自体が2010年までの猶予
が与えられてると言う事でしょうか?
この件で詳しい人いたら教えてほしいです。
2010年にはほんとどうなるのでしょうか?
山科さんはもう少し発言を変えてコメント欲しかったです。
上で書いたように撤退なんてありえないですよね?
日本人ドライバーを育ててるのにもかかわらず
やすやすと撤退出来るもんなんでしょうか?
PTRさん|2008年1月22日8時54分
今年のマシンは今までに比べたら攻めてきたと思います。
しかし、他チームの新車を見る限りトヨタのマシンは
古く見えてしまう。サイドのえぐれもかなり甘く、
チムニーの形も古く見えてしまう。
トップチームのえぐれは綺麗かつコンパクト。
トヨタはなぜ新しいこと革新的なことを
やらないのか。カイゼンだけで勝てる世界ではない
ってのはわかってるはずなのに。
毎年今年は勝つって言ってますが
勝てるマシンを作ってから言うべきなのでは
と思いました。このままではドライバーがかわいそう。