オフシーズンテストもいよいよ佳境!
2008年2月8日
みなさん、前ちゃんです。2008年シーズンもいよいよ開幕まで1ヵ月とちょっと。年明けから新車発表、テストと、話題は尽きることなく開幕までのイントロダクションを奏でております。そのテストレポートも編集部では欠かさずチェックしているわけですが、この時期になると、そろそろ今季の勢力図も見え始めてきたようです。やはりディフェンディングチャンピオンのフェラーリが磐石……に見えているのは私だけではないですよね。そして我らがパナソニック・トヨタ・レーシングはといえば現在、2月4日から6日間におよぶバーレーンでのテストに挑んでいる最中! さてさて近況はいかに!
可夢偉がTF108をバーレーンで初ドライブ!
- チ:
- 編集長がいうように、オフシーズンテストはいよいよ佳境へと向かっている感じになってきましたね。現在パナソニック・トヨタ・レーシングは、今季第3戦の舞台でもあるバーレーンでテストを行っています。4日から3日間、そして9日から3日間という、合計6日間のプラグラムで、前半はヤルノ、グロックに加え、可夢偉も初めてTF108のステアリングを握りました。
- 前:
- う~ん、と。バーレーンでテストを行なっているのはフェラーリとパナソニック・トヨタ・レーシングだけか。実際グランプリが開催されるコースでテストを行なうほうがデータとしても有益だとは思うし、そういう意味ではちょびっとライバル達に差をつけている感もありますが、このフェラーリとの差は……微妙ですな、チョーさん。
- チ:
- そうですねぇ。例えば2日目のトップタイムはフェラーリのライコネン選手で、グロックは約2秒の遅れ。ライコネン選手はこの日、予選Q1~Q3、そしてレースディスタンスのシミュレーションをやったようで、もちろんベストタイムは一番軽かったときのものだと思われます。それに対し我らがパナソニック・トヨタ・レーシングは、その2日目に2台揃ってギアボックストラブルが発生。すぐに新しいギアボックスに変えて走行は続けたのですが、タイムを縮めるまでには至らなかったようですね。
- 前:
- 佳境にさしかかった時点でのハードウェアトラブル。しかも2台ともか。これは結構“ギクッ”としてしまうわけですが、大丈夫なのだろうか……。「あと1ヶ月」が待ち遠しいと思っていたんだけど、これ聞いて「ヤバッ、1ヶ月しかない」ってなっちゃった!
- チ:
- 佳境だろうがなんだろうが、いまはいいんですよ。前回のテストでもヤルノが問題の洗い出しをしたりしていましたよね。まぁ、今回はそういうわけじゃないんでしょうけど。ここ1~2年のパナソニック・トヨタ・レーシングのパフォーマンスを考えると、弱気になってしまう気持ちもわかりますけどね……。テストとはいえ、速いクルマは速いですから。でも、その意味では今回のバーレーンで初めてTF108のステアリングを握った可夢偉のタイムはいいんじゃないですか。初日にグロックと、3日目にヤルノと一緒に走ったのですが、初日はコンマ4秒落ち、そして3日目はコンマ1秒落ちくらいですからね。2台が同じようなタイムで走れるということは、データ収集にも有益ですしね。
- 前:
- でもフェラーリと比べると……。
- チ:
- まぁ、それはそうですけど。でも、はっきりいえば、フェラーリはここ数年、ずっとチャンピオン争いをしているトップチーム。しかもライコネンは昨年のチャンピオン。ここで同じ土俵で語ることに大きな意味はないんじゃないですかね。もちろん、速いに越したことはないけど。昨シーズンの結果でいえば、フェラーリ、マクラーレンがいて、その下にBMWがいた。オフシーズンこれまでのところを見ると、トップ2は相変わらず強そうですよね。で、その下の勢力図が変わりそうな気配を見せている。BMWよりウイリアムズの調子が良さそうだし、前王者アロンソが加わったルノーも不気味。実際のところ、まずはこの3チームといかに戦っていくかということがテーマなんじゃないでしょうか。
- 前:
- 冷静に考えるとね。その通りだよ。まずはトップ2の次の座を確保しなきゃってことね。その位置で激しい攻防を見せた2005年の再来にまずは期待しましょうか。
- チ:
- はい。先だってバレンシアから帰って来た熱田カメラマンと話したのですが、チーム内の雰囲気も良いようですよ。特にグロックは元気いっぱいで好感を持てたって言っていました。そのとき熱田さんが撮影してきた写真は、近いうちにフォトギャラリー・オフシーズン版として公開します。テストの合間に行われたプロモーション撮影の裏側など、シーズン中とはちょっと違う写真を選んでいますから、お楽しみに。
- 前:
- チームはこの先11日までバーレーンでテストを行ないます。その後合同テストが12~14日にヘレス、25~27日にバルセロナでそれぞれ予定されていますが当然どちらか、はたまた両方に参加することになるでしょう。こうして年明けからテスト情報を全体的にチェックしていると、トップ2以外は最初良かったと思ったチームにトラブルが発生したり、第2グループの優劣は実はまだまだ分かりません。パナソニック・トヨタ・レーシングにとっても、この後1ヶ月の開発は非常に重要になってきたということですね。これ以上トラブルが発生しないことを祈りましょう。次回のエディターズトークは22日に更新予定です。開幕まで1ヵ月を切ったところでどんな朗報が飛び出すのか、お楽しみに!

- チ:
- 年明けのテストでは、まだ調子が出ていなかった日本期待の可夢偉選手。先日行なわれたGP2アジアシリーズの開幕戦もノーポイントスタートだったわけですが、このバーレーンでの様子から見ると「いよいよ、ここから」って感じですね
- 前:
- その開幕戦も第1レースではエンジンストールしちゃったんで最後尾の26番手からピットスタート。しかし、ここから13番手まで追い上げるという見せ場も作ったようだよ。第2レースは多重クラッシュに巻き込まれたためリタイアに終ったんだけど、なんのなんの。第3戦は今回走ったバーレーンだし、このタイムを見るかぎり、ここでのレースは非常に期待できるといえます
- チ:
- そのバーレーンはF1第3戦と併催ですね。両者いい結果になるといいですね
次回は、2月22日(金)に更新予定です。
お楽しみに!
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トヨタとフェラーリだけのバーレーンテスト。少し間が開いて、後半の3日間のテスト開
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