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苦難のヨーロッパ・ラウンド開幕戦……。

2009年5月14日

期待と不安が入り混じった状態で迎えた、ヨーロッパ・ラウンド開幕戦スペインGP。その結果は……正直、何を書こうかと思い悩む日々を過ごしてしまいました。こんにちは、チョーさんです。本サイトのコメント欄も、励ましのコメントから厳しいコメントまで、本当にみなさんの“熱い”想いがうずまいております。私たち編集部も、想いは同じ。みなさん、今が頑張り時です! マナーを守って、“熱く”応援しましょう!!

あっという間に終わったヤルノのスペインGP


第2の開幕戦といわれるヨーロッパ・ラウンド初戦スペインGPが終わって、数日が経ちました。しかし、いまだみなさんからのコメントが数多く寄せられており、ある意味、例年以上の盛り上がりが続いていますね。残念なのは、そんなみなさんの熱い想いに対して、なかなかレース結果で応えてもらえないこと。う~む……。
スペインGP……というか、ヨーロッパ・ラウンドの開幕戦というと、例年、多くのチームがアップデートしたF1カーを持ち込んできます。特に今年は、2階建てディフューザーの解釈など、開幕時にあった問題点が解決したこともあり、例年以上に大掛かりな改良が施されたF1カーがカタロニア・サーキットにやってきました。もちろん、それはパナソニック・トヨタ・レーシングも同じだったのですが……それらのパーツがどうだったかは、みなさんもご存知のことでしょう。
ということで、今回のスペインGP。決勝は……早かったですね。まずはスタートです。いや、偶数グリッドのティモについては、ちょっと心配してたんですよ。路面がダスティであることの不利については、ほかの偶数グリッド・ドライバーも言ってましたから。でも、それにしてもスタートが良くなかった。さらに、奇数グリッドのヤルノまでですからね。それでも1コーナーまでにヤルノはティモの前に出るわけですが、それが不運の始まり。あのアクシデントにつながってしまうわけです。
確かに、ヤルノは不運だったと思います。あれは、避け切れませんよ。とはいえ、スタートが決まって、アロンソ選手とロズベルグ選手に抜かれていなければ、あの事態も変っていたわけでして……すいません、「たら・れば」を言ってもしょうがないですね。
パナソニック・トヨタ・レーシングは、以前からスタートがあまり良くなかった。それが、今年は「例年よりは良いかな」、と思っていたところでの今回のスタート。山科代表が言うように、スタート不調の原因については早急に分析してもらいたいですね。きっとまたバーレーンのように、フロントローを取ることだってあるわけですから、そんなときに“スタート失敗”なんてシーンは見たくないですから。

あぁ、ティモも……今年初めてのノーポイントレース


ヤルノがスタート直後にリタイアしたことで、1台のみで戦うことになったパナソニック・トヨタ・レーシング。セーフティカー出動時、そのティモは8番手を走行していました。そして6周目に再スタートが切られた後もポジションを変えることなく、周回していくわけです。
そんなティモが1回目のピットストップに向かったのは、17周を終えたところ。これは、セーフティカー出動中にピットに向かったフィジケラ選手と中嶋選手を除くと、一番早いタイミングでのピットストップでした。
ここで、17周終了時点で走行しているドライバーの、スタート時の燃料搭載量を確認しておきましょう。まず、ティモの直前を走っていたロズベルグ選手は668kg。これは軽い方から12番目の搭載量です。その前を走っていたアロンソ選手が今回一番軽く、645kgでした。次に軽かったのは、バトン選手で646kg。ティモはこの2人に続いて3番目に軽く、646.5kgでした。
ティモよりも軽かったアロンソ選手とバトン選手が最初にピットに入ったのは、ティモの翌周である18周終了時点。つまり、わずか1周の違いだったわけです。そして、アロンソ選手がピットに入る前に走行していたのは6番手。タイヤ交換を終え、コースに戻ったときは11番手でした。一方のティモは8番手でピットに向かい、14番手でコースに復帰していました。この差が、結局は大きな差になっていったのだと思います。
ポイントはロズベルグ選手でした。ティモの第1スティントは、重いロズベルグ選手に前をふさがれ、ペースを上げられなかった。それが、ティモのピットストップのタイミングに影響したかもしれません。そしてロズベルグ選手のペースに付き合わされたため、上位陣との差も広がっていったと言えます。6周目に1.42秒だった6番手アロンソ選手と7番手ロズベルグ選手の差は、16周目には7.814秒にまで広がっています。ちなみにロズベルグ選手とティモの差は、6周目が0.554秒だったのに対し、16周目は1.462秒でした。
この1回目のピットストップで最後尾にまでポジションを落としていたティモ。それに対し、ロズベルグ選手は2番手までポジションを上げてから最初のピットストップを25周目に行い、9番手でコースに復帰しているのです。
ティモは第1スティントで、ポジションはもちろん、“時間”さえも失ってしまったため、そこから這い上がることは難しいことになってしまいました。

まだまだ混戦が続いているのだから、立て直しは今のうちに!


これで今シーズン5戦を終えて、ブラウンが4勝。現時点では頭ひとつ抜けているのは事実です。が、しかし! 以降はまだまだ混戦状態にあります。前半から好調のレッドブル、大幅マシン改良で速さを取り戻しつつあるフェラーリ、コースによっては侮れないマクラーレンなどなど。もちろん、ブラウンにだって不安材料はあるはず。まだまだパナソニック・トヨタ・レーシングに勝利のチャンスはあります。
次のモナコは、KERS搭載組(個人的には特にハミルトン選手が気になるところ)が不気味ですが、なんとかシーズン序盤の勢いを取り戻して欲しいと思います!

次回は、5月22日(金)に更新予定です。
お楽しみに!

コメント

セフィさん|2009年5月14日19時56分

このサイトのスタッフの方々にファンからのコメントを
首脳陣に渡したりとかできたら良いのに。そしたら伝わりそう。
もう勝てない戦略とかばかばかしいからやめてほしい。
どのチームも負けるためにレースしてるわけじゃないんだし。
バーレーンみたいな勝てる可能性はなかったとか
そんなレースを見せてファンに失礼。裏切りすぎ。
副社長らしからぬ馬鹿な発言。あれはひどい

P+Tさん|2009年5月16日14時21分

まさに「苦難のヨーロッパ・ラウンド開幕戦……。」
   「立て直しは今のうちに!」
と言った感じでしたね。
次回の更新も楽しみにしてます。

 

ヒデキチさん|2009年5月17日10時57分

とても残念な結果となってしまったスペインGPでした、
車の素性はとてもいいので、UPデートは当然ですが、車が良い分、
KERS搭載を早く進めてみてはどうですか?
コーナーでは早く、直線でも早く走る事が出来、更に前を走る事が、
出来るのでは?

MARK X2JTさん|2009年5月18日21時19分

スペインGPでは新改良パーツの確認に追われ、採否判断に悩んで十分なセットアップが間に合わなかった感じがする結果でした。
さらに山科さんが来られて昨年改善に取り組み向上していたスタートが今年は一昔前の状態に戻って悪いですね。タイヤの温まりが今年も課題なんでしょうか?
今週モナコGPは決勝レースを最後まで期待して見ていられるように抜群のスタートダッシュを決めてもらいたい。(昨年のベルギーのように。モナコも良かったはずですが。)
予選の一発も重要ですね。
あとは忍耐!

先週、TVで解説者のK氏が番組最後でおっしゃていた言葉にひそかな期待をして週末観戦します。

モナコマイスターさん|2009年5月19日13時57分

MARK X2JTさん、
K氏って、川井氏? 何て言っていたんですか? モナコに何か期待できるポイントがあるとは私自身思えなくて…、これ、とっても気になるんですけど、教えてもらえませんか?

MARK X2JTさん|2009年5月19日22時15分

モナコマイスターさんへ。
川井氏でこのようにおっしゃてました。
「ヤルノが2004年に優勝してますから。トヨタも期待できますよ。ヤルノ、モナコの一発にかけましょう!」
F1 GP NEWSのエンディングが流れた最後の一言で、パフォーマンス分析の中で述べられたことではないのでリップサービスかもしれません。ですからモナコマイスターさんが期待できるポイントがあるとは思えないと言うことに対する解にはなってませんね。
これまでも周囲から「優勝に期待」とか言われていい結果出せてないですから、楽観的な期待しちゃいけないと思いあえて書きませんでした。
・・・がしかし、やはり日頃そういうことをあまりおっしゃらない方の言葉なので少しは期待して応援します!

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