オーストラリアGP フリー走行
2006年3月31日
フリー走行1回目
ラルフ・シューマッハ 7番手 1分29秒411 5周
ヤルノ・トゥルーリ 21番手 ノータイム 2周
フリー走行2回目
ヤルノ・トゥルーリ 16番手 1分29秒138 20周
ラルフ・シューマッハ 18番手 1分29秒379 16周

96年からシーズン開幕の舞台として10年間、開幕戦を務めてきたオーストラリアGP。今年は旧英国連邦諸国を中心に70カ国以上が集まって行われた国際的スポーツイベントであるコモンウェルス大会の影響で、開催時期が例年より約1カ月遅くなり、バーレーン、マレーシアに続いて、第3戦として開かれた。これから秋を迎える南半球。グランプリ初日は気温18℃、路面温度21℃という例年のオーストラリアGPと比べて涼しいコンディションの中、フリー走行がスタートした。
オーストラリアGPの舞台であるアルバートパーク・サーキットは、その名の通り公園の外周路を利用して造られた市街地サーキット。そのため路面はホコリっぽく、滑りやすいため、パナソニック・トヨタ・レーシングの2人は1回目のフリー走行では周回を控えるという作戦を採り、ラルフ・シューマッハは5周、ヤルノ・トゥルーリも2周の走行にとどめた。
午後に入って本格的な走行を開始した2人だが、この日のメルボルンはあいにくの曇り空。今年のパナソニック・トヨタ・レーシングは第3ドライバーがいないということもあり、ニュータイヤでの走りこみが思うようにできなかった。そしてトゥルーリが16番手、R・シューマッハも18番手と集団に埋もれる形となってしまったが、トラブルフリーで走りこみを行ったチームは、土曜日に向けて手応えを感じつつ初日を終えている。
なお、フリー走行初日は午後の2回目に1分26秒822をマークした第3ドライバーのアンソニー・デビッドソン(ホンダ)が、総合でもトップに立っている。
オーストラリアGP 公式予選
2006年4月1日
フリー走行 3回目
ラルフ・シューマッハ 5番手 1分36秒445 10周
ヤルノ・トゥルーリ 9番手 1分37秒492 10周
公式予選
ラルフ・シューマッハ 6番手 1分26秒612 28周
ヤルノ・トゥルーリ 10番手 第3セッション走行せず 14周

第3戦オーストラリアGPは2日目を迎え、フリー走行と公式予選が行われた。
土曜日のメルボルンは前日の予報通り、朝から雨が降ったりやんだりというあいにくの空模様。そのため、午前中のフリー走行はウエットコンディションでスタートした。この日のメルボルンの天候は非常に変わりやすかったため、午後の予選が雨となる可能性を考えたパナソニック・トヨタ・レーシングは、ウエットコンディション下で行われたフリー走行3回目でも、精力的に周回を重ね、ぬれた路面でのセットアップ作業を進めていた。
その後、雨は上がり、午後の予選はドライコンディションでスタート。この予選でもトヨタの2人は第1セッションから積極的にタイムアタックを行い、途中赤旗中断があったものの、ヤルノ・トゥルーリは4番手で、ラルフ・シューマッハも7番手で第2セッションへ駒を進めた。
第2セッションでも赤旗が出され、荒れた展開となったオーストラリアGP公式予選。この第2セッションでは後半に雨が降り出す慌ただしいセッションとなったが、パナソニック・トヨタ・レーシングの2人はトゥルーリが7番手、R・シューマッハも9番手で通過。今季初めて、2人そろって最終セッションへ臨むこととなった。
そして、この最終セッションでR・シューマッハはブリヂストン勢最高位となる6番手を獲得。日曜日のレースは3列目からスタートする。一方、第2セッションの終盤にクルマに不運なトラブルが発生したトゥルーリは、最終セッションへの出走を見送ったが、予選9番手だったジャック・ビルヌーブ(BMWザウバー)が予選前にエンジンを交換して、予選ポジションから10番手降格したため、暫定9番グリッドを獲得している。
なお、予選はジェンソン・バトン(ホンダ)がポールポジションを獲得。タイムは1分25秒229だった。
オーストラリアGP 決勝
2006年4月2日
ラルフ・シューマッハ 3位
ヤルノ・トゥルーリ リタイア

10年間続けてきた開幕戦の舞台をバーレーンへ譲り、今年は3戦目として開催されたオーストラリアGP。その決勝レースが4月2日、メルボルン郊外のアルバートパーク・サーキットで行われた。
日曜日の決勝レースは、大波乱の展開となった。まずフォーメーションラップ中にファン・パブロ・モントーヤ(マクラーレン)が最終コーナーでスピン。さらにスタート直前に2番グリッドにいたジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)のエンジンがストール。いきなりスタートがやり直しとなる。
やり直しとなったスタート直後に1コーナーではフェリペ・マッサ(フェラーリ)とニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ)が接触。両者リタイアとなる。さらにその直後には、9番手からスタートしていたパナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリが、6コーナーの進入でデビッド・クルサード(レッドブル)と接触。リアサスペンションにダメージを負ったトゥルーリは、その場でリタイアとなってしまった。
これでラルフ・シューマッハだけとなったパナソニック・トヨタ・レーシング。しかも、19周目に行った1回目のピットイン時に、ピットロード速度違反を犯してしまい、23周目に再びピットへ。ドライブスルー・ペナルティを受けて、コースに復帰したR・シューマッハのポジションはスタート時よりも2つ下がった8番手となってしまった。
しかし、この日のレースは、合計4回ものセーフティカーが導入される荒れた展開となった。そんな中、粘り強い走りを披露していたR・シューマッハは、3回目のセーフティカー導入時に行ったピットストップで、5番手までポジションを上げて、さらにセーフティカー解除後の再スタートでジェンソン・バトン(ホンダ)とニック・ハイドフェルト(BMWザウバー)を立て続けにパス。8番手から3番手に這い上がった。その後もペースアップしてきたモントーヤの追い上げをかわし、R・シューマッハは3番手を死守。スタートのやり直しで1周減算となり、57周で争われたレースをルノー、マクラーレンに続いて、3位でフィニッシュ。今季初の表彰台をチームに持ち帰った。
これでチームはコンストラクターズ選手権でも6位に上がり、弾みをつけてヨーロッパラウンドの開幕戦となるサンマリノGPへ向かうこととなった。
なお、レースはフェルナンド・アロンソ(ルノー)が制し今季2勝目、通算10勝目を挙げている。