ここから本文です。
モナコGP フリー走行
2006年5月25日
フリー走行1回目
ヤルノ・トゥルーリ 15番手 1分18秒703 11周
ラルフ・シューマッハ 16番手 1分19秒021 14周
フリー走行2回目
ヤルノ・トゥルーリ 11番手 1分17秒325 25周
ラルフ・シューマッハ 18番手 1分17秒793 26周

F1グランプリ第7戦は、地中海に面したコート・ダジュール沿いの小国、モナコ公国が舞台。F1グランプリだけでなく、世界のモータースポーツの中でも、格式高いモナコGPは、今年もその伝統に則り、グランプリは木曜日に始まった。そのグランプリ初日に、パナソニック・トヨタ・レーシングは公言通り「Bスペック」となるTF106Bを登場させた。
青空が広がる絶好のコンディションとなったフリー走行1回目。第3ドライバーがいない今年のパナソニック・トヨタ・レーシングは、Bスペックで迎える初めての実戦ということもあり、レギュラードライバーが午前中から積極的に周回を重ね、午前中はラルフ・シューマッハが14周、ヤルノ・トゥルーリもシェイクダウンしたばかりの8号車の感触を確認しながら、11周を走行した。
気温24℃、路面温度45℃というコンディションで始まったフリー走行2回目。実戦デビューしたばかりのTF106Bは、2台そろってトラブルなく、トゥルーリが25周を走破。R・シューマッハも26周を走り込み、車体とタイヤに関するデータをしっかりと収集。タイムはトゥルーリが11番手、R・シューマッハも18番手に終わったが、「渋滞もあったし、モナコは路面の変化が大きくて木曜日のタイムはあてにならない」(新居章年テクニカルコーディネーション担当ディレクター)と、中休みとなる金曜日をはさんで再開される土曜日の予選へ向けて、まずは順調なスタートを切ったことを評価していた。
なお、フリー走行初日は午後の2回目に1分15秒907をマークしたアレキサンダー・ブルツ(ウイリアムズ)が総合でもトップに立っている。
モナコGP 公式予選
2006年5月27日
フリー走行 3回目
ヤルノ・トゥルーリ 19番手 1分16秒456 24周
ラルフ・シューマッハ 21番手 1分17秒860 21周
公式予選
ヤルノ・トゥルーリ 8番手 1分15秒857 24周
ラルフ・シューマッハ 11番手 第3セッション走行せず 14周

休息日である金曜日をはさみ、土曜日に再開されたF1グランプリ第7戦モナコGP。土曜日のモナコも前日までと同様、青空の下で各セッションが行われた。
金曜日にはF1の走行が行われないモナコGPは、路面コンディションが木曜日のフリー走行時と、土曜日では大きく変化するケースが、これまでも頻繁に見られた。こうした経験を踏まえ、パナソニック・トヨタ・レーシングの2人は、午前中のフリー走行3回目では木曜日に装着した2種類のタイヤを再度履き比べ、午後の予選と日曜日の決勝レースに使用するタイヤを決定するというプログラムを組んだ。
そのため、午前中はヤルノ・トゥルーリが19番手、ラルフ・シューマッハは21番手と低迷したが、ニュータイヤを投入した午後の予選では、第1ピリオドでR・シューマッハが4番手のタイムをマーク。トゥルーリも9番手で第2ピリオドへ進出した。
第2ピリオドでも、2人は1分14秒台を叩き出し、トゥルーリは8番手につけ、R・シューマッハもそのトゥルーリからコンマ1秒遅れの1分14秒398をマークしたが、10番手とわずか100分の8秒差の11位に終わり、最終ピリオドへの進出はならなかった。
最終ピリオドに進んだトゥルーリは、最後のアタックラップでイエローフラッグに遭遇する不運があったものの、暫定8番手を獲得。Bスペックでのデビュー戦を4列目以上からスタートすることが確定している。
なお、予選はミハエル・シューマッハ(フェラーリ)が1分13秒898で暫定ポールポジションを獲得したが。最後のアタックでコース上でストップしたことが審議の対象となり、暫定扱いとなっている(現地時間22時現在)。また、最終ピリオドでデビッド・クルサード(レッドブル)のアタックを妨害したとして、ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)のベストラップ3つが抹消され、予選5番手から10番手に降格している。
モナコGP 決勝
2006年5月28日
決勝
ラルフ・シューマッハ 8位
ヤルノ・トゥリーリ 17位

伝統のモナコGPは日曜日を迎え、ファイナルイベントである決勝レースが行われた。
土曜日の予選後、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)とジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)に対してペナルティが課せられて、それぞれ予選順位から降格したため、パナソニック・トヨタ・レーシングの2人は予選8番手のヤルノ・トゥルーリが6番手から、予選11番手だったラルフ・シューマッハは10番手からのスタートとなった。
気温23℃、路面温度39℃と、前日までと変わらない暖かなコンディションの中で予定通り午後2時にスタートが切られた第64回モナコGP。スタートでパナソニック・トヨタ・レーシングの2人はやや加速が鈍り、トゥルーリは9番手、R・シューマッハも12番手へと後退してしまう。
それでも、1ストップ作戦を敷いて、じわじわとペースアップを図っていった2台のTF106Bは、29周目にはトゥルーリが6番手、R・シューマッハも9番手までポジションを回復させる走りを見せて、レース後半戦へと突入した。
6番手を走行していたトゥルーリは、45周目に最初で最後のピットインを行うが、5番手を走行していたルーベンス・バリチェロ(ホンダ)も当時にピットイン。ともにソツのないピットワークでそれぞれのドライバーを送り出し、2人はポジション変動なくピットアウトしていった。
直後に3番手を走行していたマーク・ウェバー(ウイリアムズ)がエキゾーストトラブルでリタイア。さらに2番手のキミ・ライコネン(マクラーレン)も煙を上げながらストップしたため、トゥルーリの順位は4番手まで上昇。さらに前を走っていたバリチェロが、ピットアウトの際、スピードリミッターボタンを誤作動させて、ピットレーンの制限速度をオーバーしながらピットアウトしていたため、レース審議委員会からピットスルーペナルティが課せられるのである。
これでトゥルーリは63周目に、ついに表彰台圏内となる3番手を走行。レース終盤も危なげない走りを披露して、TF106Bをチェッカーまで運ぼうとしていた。ところが、残り5周となった73周目の1コーナーで突然、ハイドロ系にトラブルが発生してスローダウン。トゥルーリは無念のリタイアとなった。それでも、チームメートのR・シューマッハが8位でフィニッシュ。3戦連続で無得点だったチームに、貴重な1点をもたらした。
なお、レースはポールポジションからスタートしたフェルナンド・アロンソ(ルノー)が今季4勝目、通算12勝目をあげている。