アメリカGP フリー走行
2006年6月30日
フリー走行1回目
ヤルノ・トゥルーリ 17番手 ノータイム 2周
ラルフ・シューマッハ 18番手 ノータイム 2周
フリー走行2回目
ヤルノ・トゥルーリ 23番手 1分14秒449 16周
ラルフ・シューマッハ 27番手 1分15秒063 10周

カナダGPを終えたばかりのF1グランプリは休む暇もなく、アメリカへ移動。2週連続で第10戦アメリカGPが開幕した。後半戦緒戦の舞台となったのは、先月インディ500を終えたばかりのインディアナポリス・モーター・スピードウェイ。タイヤトラブルにより、ミシュラン不在でレースが行われた昨年のアメリカGPから一年。インディアナポリスにF1のエキゾーストサウンドがこだました。
前戦カナダGPが2戦目のエンジンとなったヤルノ・トゥルーリと、レース終盤にリタイアしたラルフ・シューマッハは、ともにこのアメリカGPでフレッシュエンジンを搭載。午前中のフリー走行は、その確認を行うためだけのインスタレーションラップのみ、2周を走行したにとどまった。
午後のフリー走行でタイヤに関する走行データを収集する予定だったパナソニック・トヨタ・レーシングは、2人のドライバーにそれぞれ異なるトラブルが相次ぎ、思うように周回を重ねることができなかった。さらにR・シューマッハは他車が落下させたパーツと衝突するというアクシデントもあり、7周の走行にとどまったため、27番手に終わった。
しかし、ともにトラブルはセッション中に解決しており、2戦連続ポイント獲得に向けて、チームの自信に揺るぎはない。
なお、フリー走行初日は午前のフリー走行1回目でトップに立ったアンソニー・デビッドソン(ホンダ)が、午後の2回目でも1分12秒013をマークし、総合トップに輝いた。
アメリカGP 公式予選
2006年7月1日
フリー走行 3回目
ヤルノ・トゥルーリ 14番手 1分13秒091 21周
ラルフ・シューマッハ 15番手 1分13秒101 19周
公式予選
ラルフ・シューマッハ 8番手 1分11秒879 29周
ヤルノ・トゥルーリ 20番手 最終ピリオド走行せず 3周

F1グランプリ第10戦アメリカGP2日目は、30℃を超える真夏のような暑さの中で公式予選が行われた。
気温31℃、路面温度44℃でスタートした予選第1ピリオド。ユーズドタイヤを履いてセッティングの確認走行に出て行ったR・シューマッハとトゥルーリのパナソニック・トヨタ・レーシング勢は、ともに1分13秒台で走行を終えた。
しかし、このときの走行でトゥルーリのクルマにトラブルが発生。リアサスペンションの一部で、車高を調整するセンターエレメントがなんらかのトラブルから破損してしまったのである。そのため、1回目のアタックの終盤に車底を擦りながらの走行となったトゥルーリは、ピットインするとすぐに2回目のアタックに向けて、壊れた部品の交換作業に移った。しかし、15分間しかない第1ピリオド内に作業を終えることができず、残念ながら、トゥルーリの予選はここで終了。20番手からのスタートとなった。
これでR・シューマッハ一人だけとなったパナソニック・トヨタ・レーシングだが、そのR・シューマッハは、昨年予選を戦えなかったうっぷんを晴らすかのような快走を、この日のインディアナポリスで演じるのである。第1ピリオドの2回目のアタックで3番手となったR・シューマッハは、第2ピリオドも5番手につけ、燃料を搭載した最終ピリオドで8番手を獲得。2戦連続ポイント獲得に向けて、好位置からスタートする。
なお、予選はミハエル・シューマッハ(フェラーリ)が、6戦ぶり今季3回目、通算67回目のポールポジションを獲得。タイムは1分10秒832だった。
アメリカGP 決勝
2006年7月2日
決勝
ヤルノ・トゥルーリ 4位
ラルフ・シューマッハ 62周リタイア

昨年は、ミシュランのタイヤトラブルにより、ミシュラン勢14台がフォーメーションラップ中にピットインし、そのままリタイアしたアメリカGP。今年はどちらのタイヤメーカーにもトラブルは発生せず、第10戦アメリカGPは22台によって、午後1時にスタートが切られた。
土曜日の予選の第1ピリオドでリヤサスペンションにトラブルが発生し、19番手からのスタートが予定されていたヤルノ・トゥルーリは、その後リヤサスペンションを交換し、グリッドからではなく、ピットレーンからスタートすることにした。そのため、スタート直後の1コーナーで発生した多重クラッシュに巻き込まれることなく、1周目で早くも13番手にジャンプアップするのである。
一方、8番グリッドからスタートしたチームメートのラルフ・シューマッハも、スタート直後の混乱をうまくかわして、1~2コーナーを通過。1つポジションを上げて、7番手と好位置につけた。
レースは6周目までセーフティカーランが続くが、2台のパナソニック・トヨタ・レーシングのドライバーはその後、果敢な走りを披露する。セーフティカーラン解除後の7周目にR・シューマッハはジャック・ビルヌーブ(BMWザウバー)をパスして6番手へ。そして、トゥルーリは7周目にビタントニオ・リウッツィ(トロ・ロッソ)をかわし、翌8周目にはデビッド・クルサード(レッドブル)、そして10周目にニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ)もオーバーテイクして、入賞圏内となる8番手まで浮上するのだった。
ピットレーンスタートを選択したトゥルーリは、このとき上位陣ではただ一人1ストップ作戦を敷いていたため、上位陣が1回目のピットストップを終えた31周目からは3番手を走行。39周目にピットインして、一時6番手に後退するものの、上位陣が2度目のピットストップをしている間に4番手を確保するのである。さらに6番手を走行していたR・シューマッハも、2回目のピットストップでチャンピオンシップリーダーであるフェルナンド・アロンソ(ルノー)をかわして5番手へとアップ。インディアナポリスで4-5体制を築いて終盤を迎えた。
残り11周となったところで、5番手のR・シューマッハの左前輪にトラブルが発生して、惜しくも今季初のダブル入賞はならなかったが、トゥルーリが4位でチェッカーを受け、カナダGPに続いてポイントを獲得。シーズン後半戦をいい形でスタートした。
なお、レースはポールポジションからスタートしたミハエル・シューマッハ(フェラーリ)が今季3勝目、通算87勝目をあげている。