ドイツGP フリー走行
2006年7月28日
フリー走行1回目
ヤルノ・トゥルーリ 21番手 ノータイム 4周
ラルフ・シューマッハ 22番手 ノータイム 4周
フリー走行2回目
ヤルノ・トゥルーリ 12番手 1分17秒844 13周
ラルフ・シューマッハ 13番手 1分17秒895 14周

F1グランプリは今年4回目の2週連続開催となる「ドイツ~ハンガリー・ラウンド」を迎え、その緒戦となる第12戦ドイツGPが、ホッケンハイムリンクで7月28日、幕を開けた。
今年のヨーロッパは猛暑に見舞われ、ホッケンハイムも前日までは気温30℃を超える酷暑だったが、グランプリ初日である金曜日は朝から雲が上空を覆い、気温26℃、路面温度も32℃と過ごしやすい天候となった。
午前中のフリー走行では、路面コンディションが回復するのを見計らって、開始から30分すぎにコースインした2台のパナソニック・トヨタ・レーシング。しかし、あいにくインスタレーションラップで、ラルフ・シューマッハとヤルノ・トゥルーリともにクルマに不調を訴えてピットインしてきた。
R・シューマッハはリアブレーキの温度が上がらないというもので、トゥルーリはタイヤからの振動だった。いずれもマイナートラブルだったため、R・シューマッハはブレーキディスクを交換し、トゥルーリはホイールのバランス調整をやり直して、午後のセッションに臨んだ。
ところがフリー走行2回目はにわか雨でスタート。雨はそれほど強くなかったものの、なかなか降り止まなかったため、2人がドライタイヤを履いて本格的に走行を開始したのは、セッション中盤となった。それでも、2人はミスのないドライビングと無駄のない走りで、初日のプログラムはきちんとこなし、トゥルーリは12番手、R・シューマッハも13番手で初日を終えた。
なお、フリー走行初日は午後の2回目に1分16秒225をマークした第3ドライバーのロバート・クビカ(BMWザウバー)が総合でもトップに立っている。
ドイツGP 公式予選
2006年7月29日
フリー走行 3回目
ラルフ・シューマッハ 16番手 1分17秒419 17周
ヤルノ・トゥルーリ 22番手 ノータイム 2周
公式予選
ラルフ・シューマッハ 8番手 1分15秒923 21周
ヤルノ・トゥルーリ 13番手 予選第3セッション走行せず 12周

F1グランプリ第12戦ドイツGP2日目は前日とうってかわって、朝から青空が広がる暑い一日となった。しかし、パナソニック・トヨタ・レーシングにとっては、暗雲が立ちこめる一日であった。
金曜日のフリー走行でマイナートラブルに見舞われて、満足な周回をこなせなかったパナソニック・トヨタ・レーシングは、土曜日午前中のフリー走行3回目で精力的に走り込むため、開始早々にコースインした。ところが、ヤルノ・トゥルーリが2周目にエンジンから白煙を上げてストップ。午後の予選に向けて、エンジン交換を余儀なくされた。
すでにTカーのセットアップがトゥルーリ用に準備されていたこともあって、トゥルーリはTカーで予選に臨み、エンジン交換による10番手降格を考慮して、レースに向けてニュータイヤを温存するため、予選第2セッションでは1回だけのアタックにとどめて、13番手で予選を終えた。
一方、トラブルなく予選第3セッションまで駒を進めたラルフ・シューマッハ。フランスGP同様、上位グリッド獲得に期待がかかったが、序盤のロングラン中にペドロ・デ・ラ・ロサ(マクラーレン)と接触。ステアリングロッド修復のために予定外のピット作業を強いられ、燃料を予定通り消費することができず、最後のタイムアタックでは1分15秒923の8番手に終わった。
なお、予選はキミ・ライコネン(マクラーレン)が今季初、通算10回目のポールポジションを獲得。タイムは1分14秒070だった。
ドイツGP 決勝
2006年7月30日
決勝
ヤルノ・トゥルーリ 7位
ラルフ・シューマッハ 9位

2週連続開催の第1ラウンドである第12戦ドイツGPの決勝レースが、ドイツ中部のホッケンハイムリンクで行われた。
日曜日のホッケンハイムは朝から青空が広がる絶好のレース日和となり、スタート時の気温は32℃、路面温度も45℃と、3日間でもっとも暑い一日となった。
前日のフリー走行でエンジンにトラブルが発生して、エンジン交換を余儀なくされていたヤルノ・トゥルーリのスターティンググリッドは20番手となり、予選8番手を獲得していたチームメートのラルフ・シューマッハとともに、午後2時にスタートを切った。
絶妙のスタートを見せて、1周目に8つポジションを上げることに成功したトゥルーリとは対照的に、R・シューマッハはスタート直後のヘアピンでデビッド・クルサード(レッドブル)と接触。1周目に緊急ピットインし、ノーズとタイヤを交換。燃料も若干足して、作戦を変更してコースに復帰した。
一方、1周目に12番手までジャンプアップしたトゥルーリは、その後も着実にポジションを上げ、1回目のピットストップとなった28周目には7番手を走行。ピットストップ後もクリスチャン・クリエン(レッドブル)とのバトルに競り勝ち、ポイント圏内を確実なものにする。
1周目のピットインで19番手まで降格していたR・シューマッハも、作戦を変更して29周目にズラした1回目のピットイン時には、トップ10を走行する追い上げを披露したが、ピットインの際にピットレーンの制限速度をわずかに超え、ドライブスルー・ペナルティを課せられ、35周目に再びピットへ。その後もレース中4番手となる最速ラップを叩き出して追い上げるが、ポイントにはわずかに及ばず、9位でフィニッシュ。母国グランプリでの入賞はならなかった。
ポイント圏内を確実なものにしたトゥルーリのペースは最後まで衰えることなく、終盤はルノー勢を激しく追い上げ、7位でチェッカー。アメリカGP以来、2戦ぶり今季3度目の入賞を果たし、チームに貴重な2ポイントをもたらした。
なお、レースはミハエル・シューマッハ(フェラーリ)がアメリカGPから3連勝、今季5勝目、通算89勝目をあげ、5位に終わったフェルナンド・アロンソ(ルノー)とのドライバーズポイントの差を11点差とし、再び自力王者への可能性を復活させている。