トルコGP フリー走行
2006年8月25日
フリー走行1回目
ラルフ・シューマッハ 20番手 ノータイム 5周
ヤルノ・トゥルーリ 21番手 ノータイム 2周
フリー走行2回目
ラルフ・シューマッハ 5番手 1分28秒614 21周
ヤルノ・トゥルーリ 15番手 1分30秒006 18周

前戦ハンガリーGP後にサマーバケーションに入っていたF1グランプリは、3週間後の今週末から再開。後半戦の火ぶたが切って落とされた。
第14戦の舞台は昨年からF1のカレンダーに加わったトルコGP。舞台となるイスタンブールパーク・サーキットは、イスタンブールの旧市街からボスポラス海峡を渡って、アジア側に新設されたサーキットである。中高速コーナーが点在するだけでなく、起伏に富んだエキサイティングなサーキットでもあるため、各ドライバーは初日からセットアップ作業を進めるべく、精力的に走り込みを行っていた。
3週間前の冷夏のハンガリーGPから一転、今週のイスタンブールは真夏のような暑さ。初日のフリー走行は、気温30℃、路面温度39℃と、昨年のイスタンブールに比べても暑いコンディションでスタートした。3台目のマシンを擁しないパナソニック・トヨタ・レーシングは、レギュラードライバーの2人が午前中はインスタレーションラップだけを済ませ、計測ラップは行わずにセッションを切り上げた。
路面状況が好転し、路面温度が50℃に達しようという中、開始された午後のフリー走行2回目。セッション開始直後にコースインして、タイヤの比較テストを行っていたラルフ・シューマッハとヤルノ・トゥルーリは、トラブルやミスすることなく、予定されていた初日のプログラムを無難にこなし、R・シューマッハは1分28秒614で5番手となった。トゥルーリも一発の速さではチームメートに遅れをとったが、安定したタイムで15番手につけ、貴重なデータを収集。手応えを感じながら、初日を終えている。
なお、フリー走行初日は午後の2回目に1分28秒091をマークした第3ドライバーのセバスチャン・フェッテル(BMWザウバー)が総合でもトップに立っている。
トルコGP 公式予選
2006年8月26日
フリー走行 3回目
ヤルノ・トゥルーリ 11番手 1分28秒861 17周
ラルフ・シューマッハ 17番手 1分29秒374 18周
公式予選
ラルフ・シューマッハ 5番手 1分27秒569 20周
ヤルノ・トゥルーリ 13番手 予選第3セッション走行せず 12周

F1グランプリ第14戦トルコGPは2日目も前日同様、晴天の下で各セッションが行われた。
前日のフリー走行後に、ラルフ・シューマッハのエンジンにトラブルが発生する兆候を発見したパナソニック・トヨタ・レーシングは、土曜日に向けて、R・シューマッハのエンジンをフレッシュなものに交換。土曜日のフリー走行から、R・シューマッハはニューエンジンを搭載して、走行を開始した。午前中のフリー走行でユーズドタイヤを履いて、セットアップに専念していたトヨタの2人は、ヤルノ・トゥルーリが11番手、R・シューマッハも17番手で予選に臨むこととなった。
気温33℃、路面温度52℃という状況で開始された午後の予選。第1セッションでR・シューマッハがいきなり3番手のタイムをマーク。R・シューマッハは第2セッションでも5番手に入り、最終第3セッションへ駒を進め、最終的にフェラーリ勢、ルノー勢に次ぐ5番手で予選を終え、日曜日のレースは10番手降格した15番手からスタートすることとなった。
一方、チームメートのトゥルーリは、第1セッションは14番手で通過したものの、第2セッションはコンマ3秒トップ10圏内に及ばず、最終第3セッション進出はならなかった。それでも、「選択したタイヤとレースペースには自信がある」と、日曜日のレースでは巻き返しを誓っていた。
なお、予選はフェリペ・マッサ(フェラーリ)が、F1で初のポールポジションを獲得。タイムは1分26秒907だった。
トルコGP 決勝
2006年8月27日
決勝
ラルフ・シューマッハ 7位
ヤルノ・トゥルーリ 9位

トルコGPは3日目を迎え、決勝レースが行われた。日曜日のイスタンブールは朝から青空が広がり、レーススタート直前には気温35℃、路面温度も53℃と、3日間でもっとも暑いコンディションとなった。
ヨーロッパの主要国と1時間の時差があるため、今年も通常より1時間遅れの午後3時にフォーメーションラップがスタートしたトルコGP。パナソニック・トヨタ・レーシングの2人は、ラルフ・シューマッハが金曜日の夜にエンジン交換したため、予選5番手から10番手降格のペナルティを受けて15番手からのスタートとなった。一方、予選を13番手で終えたヤルノ・トゥルーリは、チームメートの降格により、12番手からスタートを切った。
昨年もスタート直後の1コーナーで接触事故が発生したトルコGP。今年のスタートも昨年のリプレイを見ているかのように、1コーナーで事故が発生した。4番手からスタートしたジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)がスピン。それを避けようと後続のクルマが混乱し、多重クラッシュへと発展してしまう。そして、その影響を受けたクルマの1台がR・シューマッハのクルマだった。
フロントウイングにダメージを負ったR・シューマッハは、1周目にピットイン。ノーズごとフロントウイングを交換して、16番手で戦列に復帰。ここで燃料を満タンにしたR・シューマッハは、事実上の1ストップ作戦に変更して、必死の追い上げを開始するのである。14周目に出されたセーフティカーランを利用して13番手にポジションアップしたR・シューマッハは、その後も確実にポジションをアップさせ、2ストップ勢が2回目のピットストップを終えた45周目にはポイント圏内を走行。終盤のルーベンス・バリチェロ(ホンダ)の猛攻をしのいで、波乱の週末となった今回トルコGPで7位入賞を果たした。
一方、スタート直後の混乱の影響を受けて順位を下げながらも、ピットインすることなく、レースを続行していたトゥルーリは、その後安定したペースで次々とオーバーテイク。セーフティカーラン時には8番手を走行していた。しかし、レース再開後からペースが上がらず、最終的にポイント獲得まであと一歩の9位でフィニッシュ。惜しくもダブル入賞はならなかったものの、荒れたレースで2台そろって完走したパナソニック・トヨタ・レーシング。次戦イタリアGPでの巻き返しを期待したい。
なお、レースはポールポジションからスタートしたフェリペ・マッサ(フェラーリ)がF1初優勝をあげている。