カナダGP フリー走行
2007年6月8日
フリー走行1回目
ラルフ・シューマッハ 8番手 1分18秒652 32周
ヤルノ・トゥルーリ 12番手 1分18秒925 25周
フリー走行2回目
ヤルノ・トゥルーリ 18番手 1分18秒895 16周
ラルフ・シューマッハ 19番手 1分19秒331 16周

春のヨーロッパラウンドを終えたF1グランプリは、戦いの舞台を北米大陸に移し、第6戦カナダGPが6月8日、ケベック州モントリオール郊外のサーキット・ジル・ビルヌーブで開幕した。
昨年より約2週間早い開催となった今年のカナダGP。グランプリ初日は、気温22℃、路面温度27℃と昨年に比べてやや涼しいコンディションでスタートした。ここ2戦、思い通りの成績を挙げることができていないパナソニック・トヨタ・レーシングは、セッション開始と同時にヤルノ・トゥルーリがコースイン。チームメートのラルフ・シューマッハも開始から1分後の午前10時01分にピットを後にし、確認のためのインスタレーションラップを行った。
その後、R・シューマッハは午前中だれよりも多い32周を走行して8番手。トゥルーリも滑りやすい路面コンディションにもかかわらず、25周を走り込んで12番手と無難なスタートを切った。
ところが、午後の2回目のフリー走行に入ると、状況は一変する。16周目まで順調に周回を重ねていたトゥルーリのクルマにトラブルが発生するのである。縁石に乗り上げた際に右フロントサスペンションを痛めたトゥルーリは、そのままピットイン。その後、破損した箇所を交換したトゥルーリは再度コースインするものの、同じ箇所にトラブルが発生したため、チームはR・シューマッハも走行を見合わせ、ここで初日のプログラムを終了。不満の残るカナダGP初日となった。
なお、フリー走行初日は2回目に1分16秒550をマークしたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が総合でもトップに立っている。
カナダGP 公式予選
2007年6月9日
フリー走行3回目
ヤルノ・トゥルーリ 14番手 1分17秒624 17周
ラルフ・シューマッハ 16番手 1分17秒748 13周
公式予選
ヤルノ・トゥルーリ 10番手 1分17秒747 26周
ラルフ・シューマッハ 18番手 予選第3ピリオド走行せず 8周

2日目を迎えたF1グランプリ第6戦カナダGP。土曜日のモントリオールは朝から青空が広がる絶好のグランプリ日和。ヨーロッパ大陸と6時間の時差がある北米ラウンドは、ヨーロッパに合わせて土曜日と日曜日のスケジュールが通常より1時間早くスタートする。そのためフリー走行3回目は、午前10時からスタートした。
気温23℃、路面温度30℃でスタートした3回目のフリー走行。前日のフリー走行でサスペンションの一部であるアップライトにトラブルが発生したパナソニック・トヨタ・レーシングは、その後緊急対策会議を開き、サスペンションのセットアップを一部変更。さらに土曜日の走行ではターン8の縁石を通過する際、乗り上げすぎないことで2台のクルマをコースインさせることにした。その結果、ヤルノ・トゥルーリは14番手、ラルフ・シューマッハも16番手と、本来のスピードを出せないまま、午後の予選に臨むこととなった。
迎えた予選第1ピリオドは、途中で他車がクラッシュして赤旗が出される荒れた展開でスタート。しかも1秒以内に10名以上がひしめき合う混戦となった。その中で渋滞に引っかかったR・シューマッハは18番手に沈み、無念の第1ピリオド落ちとなる。
一方トゥルーリは、第1ピリオドを11番手で通過すると、第2ピリオドでもトップ10に入り、今季5回目の最終ピリオド進出を果たした。燃料搭載量が異なる最終ピリオドでは10番手に終わったものの、日曜日のレースでは3戦ぶりにポイントが狙える位置からスタートする。
なお、予選はルイス・ハミルトン(マクラーレン)が、初めてポールポジションを獲得。タイムは1分15秒707だった。
カナダGP 決勝
2007年6月10日
決勝
ラルフ・シューマッハ 8位
ヤルノ・トゥルーリ 58周リタイア

日曜日のモントリオールは、前日同様、晴天が広がる絶好のレース日和。10万5000人の観客がサーキットに詰めかける中、07年のカナダGPは、午後1時に開始された。
気温27℃、路面温度41℃でスタートした決勝レースは、序盤からアクシデントが連続する荒れた展開となった。まず22周目にスパイカーのエイドリアン・スーティルが第1シケイン出口のコンクリートウォールにクラッシュ。今シーズン初となるセーフティカーがレースで出動される。10番手と18番手からスタートしたパナソニック・トヨタ・レーシングの2台は、まず10番手を走行していたヤルノ・トゥルーリを先にピットインさせ、トゥルーリは14番手でコースに復帰する。27周目にレースが再開されるが、トゥルーリの直後を走行していたロバート・クビカ(BMWザウバー)がヘアピン手前でトゥルーリに接触し、コースアウト。コンクリートウォールに激しくクラッシュしたため、再びセーフティカーが出動。なお、クビカはすぐさまモントリオール市内の病院に運ばれたものの、命に別状はなく、月曜日に退院する予定だという。
ここでトゥルーリは、ラップタイムが安定しないことが予想された軟らかめのタイヤであるスーパーソフトを装着するために29周目に2度目のピットストップを行う。今年のF1のレギュレーションでは、2種類のタイヤをレースで必ず1回ずつ履かなければならないからである。そして、30周目に硬めのタイヤに履き替えて18番手でコースに復帰。しかし、58周目に4度目のピットストップを終えてコースに復帰した際、コースアウトしてクラッシュ。無念のリタイアとなった。
一方、燃料を多く積んでスタートして1回目のピットストップを延ばしていたラルフ・シューマッハは、37周目には3番手までポジションを上げて、40周目に最初のピットストップ。さらに3度目のセーフティカーが出動した後の53周目に2度目のピットストップを行い、11番手でコースに復帰。その後、スーパーソフトタイヤのグリップ不足に悩みながらも、粘り強い走りを披露。8番手でフィニッシュし、開幕戦オーストラリア以来となる今季2度目の入賞。チームにバーレーンGP以来、3戦ぶりとなるポイントを持ち帰った。
なお、レースはポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(マクラーレン)が、ルーキーとして01年のファン・パブロ・モントーヤ以来のF1初優勝を飾った。