アメリカGP フリー走行
2007年6月15日
フリー走行1回目
ヤルノ・トゥルーリ 11番手 1分13秒777 32周
ラルフ・シューマッハ 13番手 1分13秒819 27周
フリー走行2回目
ヤルノ・トゥルーリ 17番手 1分13秒692 42周
ラルフ・シューマッハ 20番手 1分13秒765 39周

2週連続開催で行われる北米ラウンドは、その2戦目となる第7戦アメリカGPを迎えた。舞台は世界三大レースのひとつであるインディアナポリス500マイルレースが行われ、アメリカン・モータースポーツの聖地と言われるインディアナポリス・モータースピードウェイ。1周2.5マイルのオーバルコースにインフィールドセクションを組み合わせたF1専用のサーキットである。
前戦カナダGPで3戦ぶりにラルフ・シューマッハによってポイントを獲得したパナソニック・トヨタ・レーシング。インディアナポリスは昨年、ヤルノ・トゥルーリが4位入賞した相性のいいサーキットだけに、連続入賞の期待が高まる中で、初日のフリー走行がスタートした。
気温23℃、路面温度28℃、湿度38%というさわやかな青空が広がる中で始まったフリー走行1回目。2台のパナソニック・トヨタ・レーシング・ドライバーは、トラブルに見舞われることなく、順調に周回を重ね、トゥルーリが11番手、R・シューマッハは13番手というポジションとまずまずのスタートを切った。
午後のセッションではトラブルに見舞われたり、コースアウトするクルマが出てくる中、パナソニック・トヨタ・レーシングの2台はまったくトラブルを出すことなく、トゥルーリが42周、R・シューマッハも39周を走行。順位的には午前中よりも下げる形となったが、しっかりと予定していたプログラムをこなして、初日を終えた。
なお、フリー走行初日は午前の1回目に1分11秒925をマークしたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が総合でもトップに立っている。
アメリカGP 公式予選
2007年6月16日
フリー走行3回目
ヤルノ・トゥルーリ 11番手 1分13秒057 23周
ラルフ・シューマッハ 12番手 1分13秒061 23周
公式予選
ヤルノ・トゥルーリ 8番手 1分13秒789 26周
ラルフ・シューマッハ 12番手 予選第3ピリオド走行せず 13周

2日目に入ったアメリカGP。土曜日のインディアナポリスは前日同様、晴天の下で各セッションが繰り広げられた。
気温27℃、路面温度34℃でスタートしたフリー走行3回目。前日のフリー走行でトラブルなく、予定していたプログラムをこなすことができたパナソニック・トヨタ・レーシングは、この午前中のセッションでは、予選に向けてのセットアップを中心に作業を進行。ヤルノ・トゥルーリが11番手、ラルフ・シューマッハも12番手と、2人ともトップから1秒差以内につけて、午後の予選に臨んだ。
気温32℃、路面温度45℃というコンディションでスタートした公式予選。第1ピリオドは残り5分を切ったところで15台のクルマがコースインするという激しいタイムアタック合戦となった。その中で2台のトヨタはラルフ・シューマッハが7番手、ヤルノ・トゥルーリも12番手と危なげないタイムで第2ピリオド進出を決めた。
第2ピリオドも1秒以内に10台以上のクルマがひしめき合う混戦となり、R・シューマッハがコンマ1秒及ばず12番手。最終ピリオド目前でパナソニック・トヨタ・レーシングの1台が姿を消した。しかし、トゥルーリは第2ピリオドの最後のアタックで自己ベストをコンマ4秒も更新するスーパーラップを刻んでトップ10入りし、2戦連続で最終ピリオドへ駒を進めた。
最終ピリオドでもトゥルーリは、最後のアタックラップで1分13秒789をマークして、週末を通して最高位となる8番手を獲得。昨年ピットスタートから4位を獲得した相性のいいサーキットで4列目からスタートする。
なお、予選はルイス・ハミルトン(マクラーレン)が、2戦連続2度目のポールポジションを獲得。タイムは1分12秒331だった。
アメリカGP 決勝
2007年6月17日
決勝
ヤルノ・トゥルーリ 6位
ラルフ・シューマッハ リタイア

アメリカン・モータースポーツの聖地であるインディアナポリス・モーター・スピードウェイで、今年もパナソニック・トヨタ・レーシングは力強い走りを披露した。
気温36℃、路面温度46℃という、週末を通してもっとも蒸し暑い中で午後1時にフォーメーションラップのスタートが切られたアメリカGP決勝レース。前日の予選で8番手を獲得したパナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリはスタート直後の混乱をうまくかわして、1つポジションを上げて7番手で1周目のコントロールラインを通過する。
燃料を多めに搭載してスタートしたトゥルーリは、上位陣が続々とピットインする中、ソフトタイヤで周回を続け、27周目には3番手までポジションアップ。29周目と30周目に立て続けに自己ベストを更新するアグレッシブな走りを披露して、31周目に1回目のピットストップを行う。
迅速なピットストップ作業により、8番手でコースに復帰したトゥルーリは、56周目に2度目のピットストップを行う。ここでソフトタイヤからハードタイヤに履き替えたトゥルーリは、1回ピットストップ作戦を敷くニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ)に逆転を喫するものの、3周後に2回目のピットストップを行ったマーク・ウェバー(レッドブル)の追撃は許さず、ニック・ハイドフェルト(BMWザウバー)のリタイアもあって、7番手を取り戻すのだった。しかしそれも束の間、直後の62周目にテール・トゥ・ノーズで背後に迫ってきたウェバーが、メインストレートでトゥルーリのスリップストリームを利用して1コーナーでインサイドに入るが、ブレーキをロックしてコースアウト。冷静なドライビングで接触を避けたトゥルーリは、1~2コーナーをショートカットして前に出たウェバーを3コーナーでかわして、7番手をキープする。
その後も、追いすがるウェバーを巧みなドライビングで封じ込めたトゥルーリは、前を走るロズベルグのリタイアもあって6位でフィニッシュ。チームメートのラルフ・シューマッハが1コーナーで不運な事故により、早々に戦列を離れる中、トゥルーリは自身インディアナポリスで2戦連続、通算6回目のアメリカGP入賞を果たし、チームに貴重な3点を持ち帰るのだった。
なお、レースはポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(マクラーレン)が2戦連続、通算2勝目を挙げている。