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Rd.11 ハンガリーGP

  • Diary by 尾張正博
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ハンガリーGP フリー走行

2007年8月3日

フリー走行1回目
ラルフ・シューマッハ 10番手 1分23秒802 27周
ヤルノ・トゥルーリ 12番手 1分24秒318 30周

フリー走行2回目
ヤルノ・トゥルーリ 9番手 1分21秒857 35周
ラルフ・シューマッハ 11番手 1分21秒912 29周

フランス、イギリス、ドイツの高速3連戦を終えたF1グランプリは8月に入り、戦いの場を東欧に移し、第11戦ハンガリーGPを迎えた。ハンガリーGPの舞台は、東欧のパリと形容され、中世の歴史的なたたずまいがいまも残る首都ブダペスト近郊にあるハンガロリンク・サーキット。「ガードレールのないモナコ」と言われるほど、コースは狭く曲がりくねっており、クルマのダウンフォース(地面に押しつける力)とグリップ力が重要になってくる。

そのハンガロリンクにパナソニック・トヨタ・レーシングは、新しい空力パッケージを投入。気温27℃、路面温度35℃というコンディションで始まった午前中のフリー走行ではラルフ・シューマッハとヤルノ・トゥルーリが異なる仕様のエアロダイナミクスパッケージでセッションをスタートし、R・シューマッハが10番手、トゥルーリは12番手でフリー走行1回目を終えた。

気温30℃、路面温度40℃でスタートした午後のフリー走行では、セッション途中でにわか雨が降るという難しいコンディションとなり、コースアウトするクルマが多かったが、2台のパナソニック・トヨタ・レーシングはトラブルに見舞われることもなく、順調にプログラムを消化。トゥルーリが9番手、R・シューマッハも11番手と、2日目以降に向けて、手応えをつかんで初日を終えた。

なお、フリー走行初日は午後の2回目で1分20秒919をマークしたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)がトップに立っている。

ハンガリーGP 公式予選

2007年8月4日

フリー走行3回目
ヤルノ・トゥルーリ 7番手 1分20秒878 22周
ラルフ・シューマッハ 8番手 1分20秒933 21周

公式予選
ラルフ・シューマッハ 6番手 1分20秒714 24周
ヤルノ・トゥルーリ 9番手 1分21秒206 20周

第11戦ハンガリーGPは2日目に入り、3回目のフリー走行と決勝レースのスターティングポジションを決める公式予選が行われた。

金曜日ににわか雨が降ったハンガロリンクだが、2日目の土曜日は好天に恵まれ、午前中のフリー走行は気温24℃、路面温度33℃というコンディションでスタートした。予選前の最後の調整となるこの3回目のフリー走行で、パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は順調にセットアップ作業を進め、ヤルノ・トゥルーリが7番手、ラルフ・シューマッハも8番手と、2人そろってトップ10に入るスピードを見せて、午後の予選に臨んだ。

気温24℃、路面温度35℃でスタートしたハンガリーGP公式予選。第1ピリオドをR・シューマッハが7番手で、トゥルーリも8番手と危なげないポジションで通過したパナソニック・トヨタ・レーシングは第2ピリオドに入ると、そのスピードをさらに加速させ、トゥルーリが3番手、R・シューマッハは8番手で2台そろって最終ピリオドへ進出した。

レーススタート時の燃料を搭載して行われた最終ピリオドでは、R・シューマッハが今季最高の6番手につけたのに対し、第2ピリオドでマクラーレン勢に次ぐ3番手に入っていたトゥルーリは、車重が重い状態でのハンドリングに苦しみ、9番手に終わった。

なお、予選はフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)がトップタイムをマークして、今季2度目通算17度目のポールポジションを獲得。タイムは1分19秒674だった。

ハンガリーGP 決勝

2007年8月5日

決勝
ラルフ・シューマッハ 6位
ヤルノ・トゥルーリ 10位

第11戦ハンガリーGPは土曜日の予選後に複数のドライバーがペナルティを受けるという波乱の中、最終日の日曜日を迎えた。ペナルティが課せられたドライバーは、土曜日の予選でポールポジションを獲得したマクラーレンのフェルナンド・アロンソと、8番手で予選を終えていたルノーのジャンカルロ・フィジケラだった。結果的にほかのドライバーのタイムアタックを妨害したとして、2人とも予選ポジションから5番手降格という処分を受けるのである。

そのため、6番手で予選を終了していたパナソニック・トヨタ・レーシングのラルフ・シューマッハは1つ繰り上がって5番手からスタートすることになり、予選9番手だったチームメートのヤルノ・トゥルーリも1つ前の8番手のポジションに着いてスタートの時を待った。

10万人の観客が見つめる中、午後2時すぎにスタートが切られた第11戦ハンガリーGP。走行ライン側からのスタートとなったR・シューマッハは5番手のポジションをキープして1コーナーをクリアしたが、路面が汚れているイン側からのスタートとなったトゥルーリはスタートで加速がつかなかっただけでなく、直後の1コーナーでのポジション取りで不利を受け、4つポジションを落として12番手へと後退する。

スタートポジションを死守したR・シューマッハの背後には、4周目から2年連続チャンピオンのアロンソが迫ってくるが、R・シューマッハはベテランらしい落ち着いたレース運びでアロンソの猛追をしのぎ、18周目に1回目のピットストップを行う。静止時間8.7秒でピットアウトしたR・シューマッハは、アロンソの前でコースに復帰。ライバル勢がピットインを済ませた33周目には、再び5番手に復帰するのである。

しかし、この第2スティントでのR・シューマッハのペースが思うように上がらず、再びアロンソがテール・トゥ・ノーズで迫ってくる。しかも、2回目のピットストップはR・シューマッハのほうが2周早くなったため、50周目にアロンソがピットストップし、7秒の静止時間でコースにアウトしたときには、R・シューマッハはアロンソの後塵を拝することとなった。

それでも、狭く曲がりくねって「ガードレールがないモナコ」と表される難コースのハンガロリンクで、R・シューマッハはミスを犯すことなく70周のレースを戦い抜き、6位でフィニッシュ。パナソニック・トヨタ・レーシングにとって、第7戦アメリカGP以来のポイントを持ち帰るのだった。

なお、レースはポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(マクラーレン)がポール・トゥ・フィニッシュを飾り、今季3勝目をあげている。