ドラッグ
2007年9月6日
「アクセルペダルから足を離した瞬間、ドライバーの身体には約1Gの減速Gがかかります」という話を聞いたことがある。1Gの減速Gがドライバーに加わるということは、つまり、クルマがそれだけ減速力を発生しているということである。1Gとはその物質の質量と同じだけの力が加わるということだから、車体重量である600kgほどの減速力がクルマに加わったことになる。さらに、これはブレーキングを行う前の話。何がクルマを減速させるのかというと、それは空気抵抗である。
直線をシケインと3つのコーナーで結んだモンツァは、全17戦中もっとも平均速度が高いサーキット。ホームストレートでの最高速は、時速340km以上にも達する超高速コースである。モンツァ以外のコースはコーナーが多いため、ダウンフォースを必要とする。そのため、きちんとダウンフォースを得るために、空気抵抗が発生することを承知の上で、クルマにさまざまな空力パーツを装着する。しかし、コーナーが少ないモンツァではダウンフォースを得ることよりも、いかに空気抵抗を少なくするかということが重要な問題となる。
「先週のテストでモンツァ用の空力パッケージを試しましたが、最高速を見る限り、空気抵抗を減らすという点ではかなりいいパッケージになっていると思います」(新居章年テクニカルコーディネーション担当ディレクター)という、イタリアGP仕様のTF107はトルコGPとは似て非なるものとなっていた(上の2枚の写真)。
ダウンフォースという言葉が使われ始めて久しい近代のF1だが、究極の駆けっこであるF1本来の魅力は、直線での高速バトルにあるのではないだろうか。週末のモンツァは高気圧の影響で、3日間ともドライコンディションになるという。モンツァらしい超高速バトルが繰り広げられることを期待したい。
次回、GP Diaryは9月7日に更新の予定です。
お楽しみに。
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イタリアGP フリー走行1回目 ヤルノ・トゥルーリが1分23秒965で10番手。
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KNIGHT2000さん|2007年9月7日16時28分
>>何がクルマを減速させるのかというと、それは空気抵抗である。
初心者的な質問なんですが、F1にはエンジンブレーキってかからないのですか?
アクセル離すと空気抵抗だけで1Gの減速Gがかかるんですか?
ドラッグさん|2007年9月7日22時1分
エンジンブレーキがかからない、わけがない!
チョーさんさん|2007年9月7日22時39分
KNIGHT2000さんへ
何がクルマを減速させるのかというと、それは主に空気抵抗です。
また「ドラッグ」さんがコメントしていただいているように、F1でもエンジンブレーキはかかります。
が、それがどれだけの減速Gを生んでいるかということは、現時点でわかりません。
チョーさんさん|2007年9月8日4時41分
現場の尾張さんから情報が届きました。
エンジニアの方に確認したところ、
エンジンブレーキは空気抵抗に比べれば、
ほとんどないといってもいいくらい小さい抵抗だそうです。
KNIGHT2000さん|2007年9月8日13時4分
ドラッグさん、チョーさんありがとうございます。
空気抵抗のほうが全然大きいんですね。
すごいなぁ。
って、本物のチョーさん!