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Rd.15 日本GP

  • Diary by 尾張正博
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日本GP フリー走行

2007年9月28日

フリー走行1回目
ヤルノ・トゥルーリ 8番手 1分20秒483 32周
ラルフ・シューマッハ 15番手 1分20秒828 28周

フリー走行2回目
ヤルノ・トゥルーリ 4番手 1分19秒711 35周
ラルフ・シューマッハ 9番手 1分19秒969 40周

ヨーロッパラウンドを終えたF1グランプリは、アジア・ラウンドに突入。その緒戦となる日本GPが富士スピードウェイで9月28日に開幕した。1977年以来、30年ぶりのF1開催となった富士スピードウェイは、2003年にF1を再開させるために大規模な改修工事を行い、05年にリニューアル。1475mという17戦中もっとも長いストレートを持つ一方で、コース終盤はテクニカルセクションを擁する、セッティングが難しいサーキットに生まれ変わった。

その新生・富士スピードウェイで行われる初めてのF1グランプリ。ほとんどのドライバーにとって、富士スピードウェイは初走行になるため、午前中から多くのドライバーが精力的にコースイン・アウトを繰り返して、セットアップ作業を行っていた。

この日本GPに向けて、「富士プロジェクト」を立ち上げ、約4カ月に渡って、日本GP用のスペシャルパッケージづくりを行ってきたパナソニック・トヨタ・レーシング。その“富士スペシャル”に乗り込んだヤルノ・トゥルーリは、午前中のフリー走行1回目でまずは8番手となるタイムを記録。午後のフリー走行2回目では、1分19秒台をマークして、フェラーリ勢の一角を崩して4番手に食い込み、幸先のいいスタートを切った。

なお、日本GP初日は午後のフリー走行2回目に1分18秒734をマークしたルイス・ハミルトン(マクラーレン)が、初日総合トップに立っている。

日本GP 公式予選

2007年9月29日

フリー走行3回目
セッション中止

公式予選
ヤルノ・トゥルーリ 14番手 第3ピリオド走行せず 21周
ラルフ・シューマッハ 16番手 第3ピリオド走行せず 10周

秋晴れでスタートした日本GPだったが、2日目の富士スピードウェイは秋雨前線の影響から一日中、雨雲に覆われるあいにくの天候となった。

前夜から降り続いた雨は、土曜日のフリー走行開始時間である午前11時になっても上がらない。そればかりか、深い霧となって富士スピードウェイの上空を覆い、緊急搬送用の医療ヘリコプターの離発着ができなくなってしまった。そのためフリー走行3回目は、30分遅れの午前11時30分にスタートした。

しかし、直後に再び霧が濃くなって上空の視界が悪化したため、セッションは4分後の午前11時34分に赤旗が出されて、一時中断となる。約20分間、様子を見たものの、結局状況が好転する気配が見られなかったため、フリー走行はここで中止。ほとんどのドライバーが予選に向けたセッティングを確認できないまま、午後の予選に臨むこととなった。

視界が改善され、午後2時に予定通り開始された公式予選。パナソニック・トヨタ・レーシングのドライバーは2人そろって、第1ピリオドをクリアするタイムをマークする。しかし、第1ピリオド終了間際にラルフ・シューマッハが他車と接触事故を起こしてしまう。リアウイングが脱落するなどクルマにダメージを負ったR・シューマッハの予選はここで終了。第2ピリオドに進出したヤルノ・トゥルーリも、スタンダードウエット(浅溝)タイヤの性能をうまく引き出すことができずに、14番手に終わってしまった。

現時点で予選6番手のニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ)が予選前にエンジン交換しているため、日曜日のレースはトゥルーリが13番手、R・シューマッハは15番手からスタートする予定だ。

なお、予選はルイス・ハミルトン(マクラーレン)が1分25秒368で、今季5回目のポールポジションを獲得した。

日本GP 決勝

2007年9月30日

決勝
ヤルノ・トゥルーリ 13位
ラルフ・シューマッハ 55周リタイア

30年ぶりのF1開催となった富士スピードウェイ。しかし、日曜日の富士スピードウェイは、前日から停滞する秋雨前線の影響で、朝から冷たい雨が降るあいにくの天候となった。

今回の日本GPは、通常のグランプリのスタート時間より30分早い午後1時30分をフォーメーションラップの開始時間に設定していたが、レース開始に向けて天候はいっこうに回復する気配がなかったため、FIAはスタート1時間前の午後12時30分にセーフティカー先導によるローリングでレースをスタートさせることを決定する。そして気温15℃、路面温度20℃という肌寒いコンディションの中、セーフティカーを先頭に各車がスタートし、67周の戦いが開始された。

なかなか天候が回復せず、セーフティカー先導によるローリング中にもスピンを犯すクルマが続出したため、セーフティカーは10周を過ぎてもコース上にとどまり、隊列をコントロール。そんな中、パナソニック・トヨタ・レーシングは、スピンを喫して17番手に後退していたヤルノ・トゥルーリを18周目にピットインさせ、作戦を変更する。あまりにも雨が長く降り続けているために、75%を経過した時点で終了することが考えられたため、その分の燃料を搭載してコースに送り出すのである。

しかし、レースは75%を過ぎても、終了することはなかった。そのためトゥルーリの作戦は功を奏さず、60周目に2度目のピットインを行うこととなる。さらに後方を走行していたライバルが終盤リタイアしたこともあって、トゥルーリの日本GPは結局、最下位で終えることとなった。

15番手からスタートしたラルフ・シューマッハは、1つ前のポジションからスタートする予定だったビタントニオ・リウッツィ(トロ・ロッソ)がピットレーンスタートとなったため、序盤は14番手でセーフティカーランを行っていた。そして、28周目に1回目のピットストップを行い、トゥルーリとは逆にもう1回ピットストップを行う予定で、燃料を軽めにしてコースに復帰。2度目のピットストップまでにポジションを10番手まで上げる。

しかし、このときR・シューマッハのクルマは雨水がコクピット内に大量に入り込むという不測の事態に見舞われ、電気系にトラブルを発生させてしまう。そのため、2度目のセーフティカー出動の際、緊急ピットインを敢行できなかった。そしてセーフティカーラン解除後にピットインしたR・シューマッハの順位は、16番手まで後退。さらに電気系トラブルがひどくなり、53周目に3度目のピットストップを行う。チームは地元グランプリということで、なんとかR・シューマッハのトラブルを修復し、終盤R・シューマッハはレースに復帰するものの、最後は波乱のレースでコース上に飛び散っていた破片を拾ってパンク。結局、ピットでレースを終えた。

レースはルイス・ハミルトン(マクラーレン)が今季4勝目をあげ、リタイアに終わった選手権2位のフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)との差を12点にして、残り2戦に臨むこととなった。