ブラジルGP フリー走行
2007年10月19日
フリー走行1回目
ラルフ・シューマッハ 6番手 1分21秒243 22周
ヤルノ・トゥルーリ 9番手 1分22秒104 26周
フリー走行2回目
ラルフ・シューマッハ 11番手 1分13秒829 29周
ヤルノ・トゥルーリ 16番手 1分14秒179 25周

3月にオーストラリア・メルボルンで開幕した07年のF1世界選手権も、いよいよ最終戦である第17戦ブラジルGPを迎えた。
ブラジルGPの舞台であるインテルラゴスは、路面がデコボコしていることで有名だったが、今年は路面を全面改修。パナソニック・トヨタ・レーシングの2人のドライバーも「路面は非常にスムーズでデコボコはなくなった」(ラルフ・シューマッハ)、「新しい舗装路面は非常に良く、関係者は素晴らしい仕事を成し遂げた」(ヤルノ・トゥルーリ)と、高い評価を与える中で初日のフリー走行が開始された。
最初のセッションとなった午前10時からのフリー走行1回目は、小雨の中でスタート。R・シューマッハとトゥルーリは、ともにスタンダードウエット(浅溝)タイヤを装着しての走行となり、R・シューマッハは22周を走行して6番手。ややリアタイヤの安定性に悩んだトゥルーリは26周して9番手で90分間のセッションを終えた。
午後に入ると雨は上がり、午後2時からのフリー走行は開始直後から走行ラインがドライコンディションとなる。パナソニック・トヨタ・レーシングの2人は、路面状況が良くなった開始30分後から本格的な走行を開始。セットアップが順調に進んで11番手で終えたR・シューマッハとは対照的に、午後に入ってもブレーキングでリアが暴れるという問題に悩まされたトゥルーリ。結局R・シューマッハからコンマ3秒遅れの1分14秒179で16番手と、不満の残る初日となった。
なお、フリー走行初日は午後の2回目に1分12秒767をマークしたルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップに立っている。
ブラジルGP 公式予選
2007年10月20日
フリー走行3回目
ヤルノ・トゥルーリ 5番手 1分12秒461 23周
ラルフ・シューマッハ 14番手 1分13秒046 23周
公式予選
ヤルノ・トゥルーリ 8番手 1分13秒195 25周
ラルフ・シューマッハ 15番手 予選第3ピリオド走行せず 12周

2日目を迎えた第17戦ブラジルGPは、朝から青空が広がる絶好のグランプリ日和。午前11時からスタートしたフリー走行3回目は、気温25℃、路面温度36℃というコンディションでスタートした。
前日のフリー走行でクルマのフィーリングに違和感を覚えていたヤルノ・トゥルーリは、金曜日夜に思い切ってTカーにスイッチすることを決断。土曜日は午前中のセッションからTカーに乗り込んで、セッティングを煮詰めていった。この変更が功を奏して、トゥルーリは午前中のセッションを5番手で終えた。
一方、前日に好感触を得ていたラルフ・シューマッハは一転、土曜日になると思うようなハンドリングを得られず、午前中は14番手と不安を残しながら、午後の予選に臨むこととなった。
気温30℃、路面温度47℃という真夏のような暑さでスタートした午後の予選。第1ピリオドは2台そろって通過したが、第2ピリオドでセッティングに不安を抱えていたR・シューマッハが15番手にとどまり脱落。対照的にトゥルーリは、第1ピリオドと同様、第2ピリオドも8番手につけて、第14戦ベルギーGP以来、3戦ぶりに最終ピリオドに進出する。
トゥルーリは最終ピリオドでもミスのないアタックを披露し、予選8位を獲得。ハンガリーGP以来、チームにとって6戦ぶりの入賞を目指す。
なお、予選はフェリペ・マッサ(フェラーリ)が今季6回目、通算9回目のポールポジションを獲得。タイムは1分11秒931だった。
ブラジルGP 決勝
2007年10月21日
決勝
ヤルノ・トゥルーリ 8位
ラルフ・シューマッハ 11位

全17戦で繰り広げられてきた07年シーズンも、いよいよ最後の日曜日を迎えた。激動のシーズンを締めくくる最終戦ブラジルGPの決勝レースが、サンパウロ郊外のインテルラゴス・サーキットで行われた。
日曜日のインテルラゴスは朝から真夏のような太陽が照りつけ、気温は35℃、路面温度も53℃という酷暑の中で、午後の2時にスタートが切られた。前日の予選で8番手を獲得したヤルノ・トゥルーリは、1コーナーでのポジション争いで順位を失うことなく、バックストレートへ向かう。その後、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)のトラブルにより、8周目には7番手へとポジションアップ。15周目には5番手を走行していたマーク・ウェバー(レッドブル)のリタイアにより、労せずして6番手へと上昇する。
22周目に1回目のピットストップを行ったトゥルーリは、ピットストップを利用してニック・ハイドフェルト(BMWザウバー)をかわして、さらに1つ順位を上げて5番手へと躍進する。ここでチームはトゥルーリに3ストップ作戦を与え、トゥルーリもその期待にこたえて、快調なペースで第2スティントの周回を重ね、39周目には4番手を走行するのだった。
43周目に2回目のピットストップを終えたトゥルーリは、第3スティントでも硬めのタイヤであるソフトを選択。安定したラップを築く作戦に出る。しかし、その直後にトップ集団が背後から迫り、進路を譲らなければならなくなった。そのためトゥルーリは、ここでいったんペースダウンを余儀なくされ、3ストップのアドバンテージを最大限に活用できずに、レース終盤へと向かう。
結果的に2ストップ勢のハイドフェルトとニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ)にポジションを明け渡し、3回目のピットストップの際にハミルトンに逆転されたトゥルーリ。しかし、路面温度が50℃以上に達する厳しい条件の中、ミスのない走りで8位でフィニッシュ。自身アメリカGP以来、チームとしてもハンガリーGP以来となる入賞で6年目のシーズンに幕を下ろした。
また、これがパナソニック・トヨタ・レーシングとしての最後のレースとなったラルフ・シューマッハは、1周目の混乱でポジションと空力パーツを失いながらも、11位完走でトヨタでのラストレースを終えた。
なお、レースは3番手からスタートしたキミ・ライコネン(フェラーリ)が今季6勝目、通算15勝目をあげ、1点差の逆転でドライバーズチャンピオンに輝いた。タイトル争いでトップだったハミルトンは7位で選手権2位。チームメートでレースを3位でフィニッシュしたフェルナンド・アロンソは、ハミルトンと同じく109点となったが、上位入賞回数の差で3位に終わった。