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Rd.01 オーストラリアGP

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オーストラリアGP フリー走行

2008年3月14日

フリー走行1回目
ティモ・グロック 8番手 1分28秒913 16周
ヤルノ・トゥルーリ 10番手 1分29秒014 23周

フリー走行2回目
ヤルノ・トゥルーリ 7番手 1分28秒292 22周
ティモ・グロック 10番手 1分28秒582 28周

パナソニック・トヨタ・レーシングにとって7年目のシーズンとなるF1世界選手権2008年シーズンが開幕した。

08年開幕戦の舞台は前年同様、オーストラリア・メルボルン。南半球に位置するオーストラリアもすでに晩夏に入ったが、金曜日のメルボルンは最高気温が39℃に達する酷暑となった。そんな中、ヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロックという新しいコンビでシーズンのスタートを切ることとなったパナソニック・トヨタ・レーシング。午前10時から始まったフリー走行1回目では、チームに新加入したグロックが1分28秒913、ベテランのトゥルーリも1分29秒014と2人そろってトップ10内に入った。

ところが、午後2時にスタートしたフリー走行2回目で、予期せぬトラブルがパナソニック・トヨタ・レーシングの2台を襲う。セッション開始と同時にコースインした2台は、5周の連続走行を終えてピットイン。再びコースインしようとしたとき、バッテリーに問題が発生してしまう。幸いトラブルは深刻なものではなく、バッテリーを交換して2人は走行を再開。しかし、今度はソフトタイヤを履いての走行でトゥルーリが痛恨のスピン。残り10分というところで、セッションを切り上げざるを得なかった。

一方、グロックはミスなく周回を重ねていたが、フロントタイヤのグレイニング(めくれ摩耗)がなかなか解消されず、午前中から2つポジションを落として、10番手で初日を終えた。

なお、フリー走行初日は午前中に1分26秒461をマークしたキミ・ライコネン(フェラーリ)が総合でもトップに立っている。

オーストラリアGP 公式予選

2008年3月15日

フリー走行 3回目
ヤルノ・トゥルーリ 10番手 1分26秒882 11周
ティモ・グロック 13番手 1分27秒162 15周

公式予選
ヤルノ・トゥルーリ 6番手 1分28秒527 17周
ティモ・グロック 9番手 1分29秒593 17周 

2日目のオーストラリアGPは、パナソニック・トヨタ・レーシングにとって、浮き沈みの激しい一日となった。

土曜日のメルボルンは前日同様に晴天となったが、気温は10℃近くも下がって、過ごしやすいコンディションの中、午前11時からフリー走行3回目が開始された。前日のフリー走行で満足な走り込みができなかったパナソニック・トヨタ・レーシングの2人。セッション開始とともにセットアップ作業を進める予定だったが、開始早々にヤルノ・トゥルーリのクラッチにトラブルが発生。修復のため、トゥルーリは約20分間ガレージでの待機を強いられた。

なんとか修復作業を終え、最終的に10番手のタイムをマークしてフリー走行3回目を終えたトゥルーリ。しかしセッション終了間際に、今度はチームメートのティモ・グロックにギアボックスのトラブルが発生する。今シーズンからギアボックスは4レースの使用が義務づけられており、予選に向けてギアボックスを交換したグロックはこの時点で5番手降格のペナルティを受けることとなった。

午後2時から開始された公式予選は第2セッションで赤旗が出されるなど、荒れた展開となったが、トゥルーリ、グロックともにトップ10内に踏みとどまり、開幕戦から2台そろって予選第3セッションへ進出。最終的にトゥルーリが6番手、グロックは9番手で予選を終えた。

ところが、予選後にレース審議委員会からグロックが予選中に他者のアタックを妨害する行為があったと指摘され、5番手降格のペナルティを受けることとなった。すでにギアボックス交換で5番手降格が言い渡されていたグロックは合計10番手降格となり、日曜日のレースは19番手からのスタートとなった。

なお、予選はルイス・ハミルトン(マクラーレン)が、通算7回目のポールポジションを獲得。タイムは1分26秒714だった。

オーストラリアGP 決勝

2008年3月16日

決勝
ヤルノ・トゥルーリ 19周リタイア
ティモ・グロック 43周リタイア

2008年の開幕戦オーストラリアGPは日曜日も好天に恵まれ、メルボルン郊外にあるアルバートパーク・サーキットで決勝レースが行われた。通常より1時間30分遅い午後3時半に、気温37℃、路面温度51℃というコンディションで、フォーメーションラップがスタートした。

前日の予選でパナソニック・トヨタ・レーシングはヤルノ・トゥルーリが6番手グリッドを獲得。一方、チームメートで予選9番手となったティモ・グロックは、予選前にギアボックスを交換したことと、予選中に他車のアタックを妨害したために、併せて10番手降格のペナルティを受けた。しかし、予選19番手のエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が予選後にエンジンとモノコックの交換を行ってピットスタートとなったため、実質18番手からのデビュー戦となった。

スタート直後の混乱をうまく避けたパナソニック・トヨタ・レーシングの2人。トゥルーリは序盤からポイント圏内を快走。グロックもオーバーテイクを披露し、ポジションアップしながら周回を重ねていた。

ところが、トゥルーリのクルマにトラブルが発生する。電気系に問題を抱えたトゥルーリはコクピットを降り、その場でリタイアを余儀なくされた。これでグロック1台だけとなったパナソニック・トヨタ・レーシング。燃料を多めに積んでスタートしていたグロックは、26周目に2回目のセーフティカーが出動し、その3周後にピットレーンが解放されると素早くピットストップ。レースが再開された31周目にはトップ10内を走行するのである。

しかし、この日のメルボルンはパナソニック・トヨタ・レーシングに幸運をもたらすことはなかった。レース終盤の44周目、グロックはコースをはみ出してクラッシュ。グラベルと芝生の段差によって大きく弾んで前後の車輪を大破させたものの、コース側面に接触することなくコース上に静止したため、グロックは自力でコクピットを脱出。レース後、メディカルセンターでの検査でも外傷はなく、2週連続開催となるマレーシアへ向かった。

パナソニック・トヨタ・レーシングにとっては、いくつもの不運が重なった08年の開幕戦。次戦マレーシアGPでは、自力で幸運の扉を開いてほしい。

なお、レースはポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(マクラーレン)が、ポール・トゥ・フィニッシュで開幕戦初勝利、通算5勝目をあげている。