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Rd.06 モナコGP

  • Diary by 尾張正博
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モナコGP フリー走行

2008年5月22日

フリー走行 1回目
ティモ・グロック 11番手 1分17秒942 26周 
ヤルノ・トゥルーリ 16番手 1分18秒360 16周

フリー走行 2回目
ティモ・グロック 12番手 1分16秒688 46周 
ヤルノ・トゥルーリ 17番手 1分17秒379 28周

全18戦で行われる2008年のF1グランプリも6戦目を迎え、3分の1が経過。第6戦の舞台は風光明媚なコート・ダジュールの小国、モナコ。一般道をガードレールで仕切った市街地コースで、伝統の一戦がスタートした。

今年66回目となるモナコGPには、金曜日が休息日という伝統があり、初日のフリー走行は、通常のグランプリよりも1日早い木曜日に設定されている。そのため、5月22日にフリー走行1回目がスタートした。

1週間前のポール・リカールで行われた合同テストでモナコ仕様の空力パッケージを試したパナソニック・トヨタ・レーシングは、マキシマムダウンフォースパッケージで登場。昨年のGP2シリーズで表彰台を獲得しているティモ・グロックが、ルーキーの中でもっとも順位が高い11番手で発進。順調な滑り出しを見せた。

対照的に、モナコで04年に優勝した経験を持つなど、ここを得意としているベテランのヤルノ・トゥルーリが思わぬ苦戦を強いられた。午前中はポルティエ・コーナーでリアタイヤをガードレールにクラッシュ。フリー走行1回目は16番手と出鼻をくじかれた。さらに午後のフリー走行2回目も縁石を乗り越えた際にフロアを傷つけ、予定していたプログラムを消化できないまま、17番手。フラストレーションのたまる中で初日を終えた。

なお、フリー走行初日は午後のフリー走行2回目に1分15秒140をマークしたルイス・ハミルトン(マクラーレン)が総合トップに立っている。

モナコGP 公式予選

2008年5月24日

フリー走行 3回目
ティモ・グロック 12番手 1分18秒424 26周 
ヤルノ・トゥルーリ 17番手 1分18秒858 25周

公式予選
ヤルノ・トゥルーリ 8番手 1分17秒203 21周
ティモ・グロック 11番手 1分15秒907 16周 

F1モナコGPは金曜日に設けられている伝統の休息日を終えて、土曜日に再開。午前11時からフリー走行3回目がスタートした。

土曜日のモナコは朝から雨が降り、セッションはウエットコンディションの中で開始された。開始直前に雨は上がり、路面は走行とともに乾きだしていったものの、セッション中盤に再び雨雲が到来。路面コンディションが変化する難しい状況の中で、パナソニック・トヨタ・レーシングの2人は予選に向けて最後の調整を行った。

不安定な空模様となった午前中とは一転、午後のモナコは時折、厚い雲が上空を覆うものの、ドライコンディションのままで予選が行われた。

気温21℃、路面温度28℃の中、午後2時に開始された公式予選。予選第1セッションを11番手と12番手で通過したティモ・グロックとヤルノ・トゥルーリは、2台そろってトップ10進出を目指して第2ピリオドのタイムアタックを開始。トゥルーリが2回目のアタックで7番手のタイムをマークしたのに対して、グロックは思うようにタイムアップすることができずにトップ10まで100分の7秒及ばず、予選を終了。最終ピリオドで8番手を獲得したトゥルーリとともに、日曜日のレースは11番手からスタートすることが予定されている。

なお、予選はフェリペ・マッサ(フェラーリ)が今季3度目、通算13回目のポールポジションを獲得。タイムは1分15秒787だった。

モナコGP 決勝

2008年5月25日

決勝
ティモ・グロック 12位 
ヤルノ・トゥルーリ 13位

伝統の一戦、モナコGPは4日目の最終日を迎え、いよいよ決勝レースを待つだけとなった。日曜日のモナコは予報通り早朝から雨が降るあいにくの空模様。その雨も昼過ぎには弱まり、午後2時のフォーメーションラップのスタートはセーフティカー先導ではなく、通常通りのスタンディングスタートで切られた。

前日の予選で8番手を獲得していたヤルノ・トゥルーリは、スタートで1つポジションを上げて7番手で1周目を通過。チームメートのティモ・グロックは、予選10番手だったデビッド・クルサード(レッドブル)がギアボックスを交換したために予選ポジションより1つ上の10番手からスタート。こちらも絶妙のスタートを決めてポジションを2つアップさせ、トゥルーリに続く8番手と、2台そろってポイント圏内でレースを開始するという幸先のいい展開で幕が開けた。

しかしパナソニック・トヨタ・レーシングにとって、いい流れでレースを行うことができたのは、わずか3周だった。3周目の最終コーナーでグロックが単独スピン。内側のガードレールにノーズとフロントウイングをクラッシュしたグロックは、翌周ピットインして19番手までポジションを落としてしまう。

さらにひとつ前のポジションを走行していたニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ)がピットインして、6番手に繰り上がっていたトゥルーリが、8周目にタイヤ交換のためにピットイン。スタンダードウエット(浅溝)タイヤからエクストリームウェザー(深溝)タイヤに履き替えてコースに復帰したときには、ポジションは12番手までダウンしていた。

その後、グロックはもう一度、単独スピンを犯して大きく後退。エクストリームウェザーにタイヤを交換したトゥルーリも、その後路面が急激に乾きだすという予想に反する展開となり、再びタイヤ交換のためにピットイン。これで14番手までポジションを落として、入賞圏内から完全に脱落してしまった。

波乱の展開となったレースを2台そろって完走したものの、レース後のパナソニック・トヨタ・レーシングのスタッフに笑顔はなかった。次戦カナダGPはセーフティカーが出動する確率が高いだけに、今回学んだ教訓を生かして巻き返してを図ってほしい。

なお、レースはルイス・ハミルトン(マクラーレン)が逆転でモナコ初優勝。開幕戦以来の今季2勝目、通算6勝目をあげてドライバーズ選手権でもトップに立っている。