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Rd.08 フランスGP

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フランスGP フリー走行

2008年6月20日

フリー走行 1回目
ヤルノ・トゥルーリ 7番手 1分16秒758 32周
ティモ・グロック 10番手 1分16秒886 31周 

フリー走行 2回目
ヤルノ・トゥルーリ 12番手 1分16秒743 43周
ティモ・グロック 15番手 1分17秒092 39周 

カナダGPを終えた08年のF1は、再び戦いの舞台をヨーロッパに戻し、第8戦フランスGPを迎えた。開催されるるフランス中部のマニ-クール・サーキットは、今年で18回目の開催。1周4.411kmのサーキットはアスファルトがやや黒ずんだ色をしており、気温に対して路面温度が高くなりやすいという独特のサーフェスをしている。そのため、リアタイヤのパフォーマンスダウンが大きく、ロングランでいかにリアタイヤをマネージメントするかがポイントとなる。

今回、新しいフラップ形状をしたフロントウイングを持ち込んだパナソニック・トヨタ・レーシング。午前中のフリー走行では従来型のウイングとダウンフォースを比較しながらクルマのセットアップを進めていき、ヤルノ・トゥルーリが7番手、ティモ・グロックも10番手と、2人そろってトップ10内に入る上々の滑り出しを見せた。

しかし、青空が広がって路面温度が40℃近くまで上がった午後のフリー走行では、グロックがうまくタイヤのパフォーマンスを引き出すことができず、15番手に低迷。一方、アタックラップで後方から迫ってきたクルマに進路を譲ってしまったトゥルーリも、ベストタイムでコンマ3秒程度ロスして1分16秒743にとどまり、12番手で初日を終えた。

なお、フリー走行初日は午後の2回目に1分15秒778をマークしたフェルナンド・アロンソ(ルノー)が総合でもトップに立っている。

フランスGP 公式予選

2008年6月21日

フリー走行3回目
ヤルノ・トゥルーリ 6番手 1分16秒147 20周
ティモ・グロック 11番手 1分16秒344 20周 

公式予選
ヤルノ・トゥルーリ 5番手 1分16秒920 19周
ティモ・グロック 10番手 1分17秒596 24周 

真夏のような太陽が照りつけたフランスGP2日目。日曜日のスタート順位を決める公式予選を熱くしたのは、マニ-クールの太陽だけではなかった。パナソニック・トヨタ・レーシングの2台も暑いコース上で、熱い走りを披露した。

気温29℃、路面温度40℃というコンディションでスタートしたフランスGP公式予選。パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は第1セッションでヤルノ・トゥルーリが1分15秒521をマークして3番手。チームメートのティモ・グロックも1分15秒727の6番手と2人そろってトップ10内につけて、難なく第2セッション進出を決めた。

パナソニック・トヨタ・レーシングの快走は第2セッションに入っても鈍ることなく、トゥルーリが4番手のタイムとなる1分15秒362をマークすると、グロックもコンマ2秒遅れの1分15秒558と7番手を獲得。今シーズン第2戦マレーシアGP以来、2人そろって第3セッションへ駒を進めた。

そして第3セッションではトゥルーリが5番手に食い込んだ一方、グロックは10番手にとどまる。しかし、10番手降格が決まっていた予選3位のルイス・ハミルトン(マクラーレン)に続いて、予選中にヘイキ・コバライネン(マクラーレン)も他人のアタックを妨害したとして、5番手降格のペナルティを受けたため、日曜日の決勝はトゥルーリが4番手、グロックは8番手からスタートする。

なお、予選はキミ・ライコネン(フェラーリ)が、1分16秒449をマークして、今季2回目、通算16回目のポールポジションを獲得している。

フランスGP 決勝

2008年6月22日

決勝
ヤルノ・トゥルーリ 3位
ティモ・グロック 11位

6月上旬に個人的に参加していたラリーのレースでの不慮の事故で、還らぬ人となった初代チーム代表のオベ・アンダーソン。チーム全員が喪章をつけて臨んだヨーロッパラウンド後半戦の緒戦となったフランスGPは、パナソニック・トヨタ・レーシングにとって亡きアンダーソン氏への弔い合戦となった。

前日の予選でヤルノ・トゥルーリが5位、ティモ・グロックも10位と2人そろってトップ10内に入ったパナソニック・トヨタ・レーシングは、その後マクラーレン勢2人がペナルティによって降格したため、トゥルーリは4番手から、グロックも8番手からスタートすることとなった。

気温26℃、路面温度29℃、いまにも雨が落ちてきそうながらもドライコンディションの中で、スタートが切られた第8戦フランスGP。2列目のイン側からスタートしたトゥルーリは、1コーナーでフェルナンド・アロンソ(ルノー)をかわして早々に3番手に上がる。20周目に1回目のピットストップを行ったトゥルーリは、ここで30周分の燃料を搭載したため、1回目のピットストップ後は4番手に繰り上がったロバート・クビカ(BMWザウバー)に差を詰められるものの、安定した走りで3番手をキープ。結果的にこの作戦が功を奏して、2回目のピットストップをクビカよりも4周遅らせて、その追撃を振り切るのだった。

しかし、この日のマニ-クールは午前中から何度か小雨が降る不安定な天候が続いていた。そして、その気まぐれな空から雨粒が落ちてきたのは、レースも残り10数周となった終盤だった。滑りやすい状況になったことで、3番手争いの先頭を走行していたトゥルーリは慎重な走行を余儀なくされ、4番手に上がったヘイキ・コバライネン(マクラーレン)との間にあった4秒のギャップが一気に1秒以内となる。

それでも、F1ドライバー歴12年目のトゥルーリは粘り強かった。その差が1秒を切った60周目からチェッカーフラッグまでの10周にわたって、再三コバライネンの猛攻に遭うものの、ミスのない走りと冷静なライン取りで2年目コバライネンに先を許すことはなかった。残り2周となった69周目のシケインでサイドバイサイドとなるものの、3番手を死守。自身05年スペインGP以来、チームにとっても06年オーストラリアGP以来の表彰台を獲得した。

なお、チームメートのグロックはスタート直後に6番手に順位を上げたものの、1回目のピットストップ後のペースが上がらず、11位でレースを終えた。

またレースは2番手からスタートしたフェリペ・マッサ(フェラーリ)が逆転優勝。今季3勝目、通算8勝目をあげている。