謝罪
2008年7月4日
7月3日のDiaryで「シルバーストーンでのレースがウエットとなったのは、03年が最後。その前が確か5年前の98年だったから、今年は最後のウエットレースから、ちょうど5年後である」と書いた。正しくは02年でした。すみません。ご指摘いただいた「まてぃあす」さん、ありがとう。
もうひとつ、謝らなければならないことがある。それは、6月27日のDiaryで「ヨーロッパラウンド後半戦に入ってから前後のウイングを一新したTF108は、明らかにポテンシャルが上向いているのである」と書いたことである。なぜか? それはイギリスGPのフリー走行2回目でのパナソニック・トヨタ・レーシングの順位が、途中まで19位&20位という、信じられないポジションに低迷していたからである。
ただし、これには理由がある。それは2台ともセッション中にコース上でストップするというアクシデントがあったためだ。最初のアクシデントは、午後のセッションが開始されてから20分すぎ。ティモ・グロックがクラブ・コーナー立ち上がりでストップしたのである。クルマはしばらくしてピットに戻され、セッション終盤に再びティモは走行を開始することができ、チェッカーフラッグランで何とか自己ベストを更新。ティモは最終的に14位で初日のフリー走行を終えた。ティモのトラブルの原因は定かではないが、「クラブ・コーナーの入口の縁石に、車体底部を強く打ち付けた直後にトラブルが発生した」(新居章年テクニカルコーディネーション担当ディレクター)という。そういった事情を知ってか、セッション後のティモは、「今日はメカニックが素晴らしい仕事をしてくれた。セッション終了10分前までにクルマを再び走れる状態にしてくれて、感謝している」と謝罪をにじませるコメントを残していた。
ヤルノ・トゥルーリのトラブルは、ハンガーストレートエンドで、リアウイングが突然脱落するというものだった。リアのダウンフォースを失ったヤルノはスピンしながら、4重構造のタイヤバリアにクラッシュしたのである。幸いヤルノは自力でコクピットを脱出。土曜日以降のセッションにも問題なく、出場できる。
セッション後、テレビカメラに囲まれたヤルノ。フジテレビのカメラに向かって「今回、新しく投入したリアサスペンションパーツに不具合が出たらしい」と答えたのだが、原因はそうではなかった。その後、日本人記者たちが新居章年DTCを囲み、原因を尋ねると「特定できていませんが、壊れたのは(少なくともヤルノが言っている)サスペンションではなく、リアウイングを支えているピラーのマウントするパーツで、今回から新しくしたものです。そのため、終盤にティモがコースインしたときには、従来のパーツに戻しました。本当にドライバーには申し訳ないことをしました」と答えてくれた。
新居章年DTCの会見の後、日本人記者たちが固まってパドックで取材を続けていると、ボクたちを見つけたヤルノがこっちに歩いてきた。そして、フジテレビの某コメンテーターにこう話しかけるのである。
「ごめん。さっきの話は僕の勘違いだった。原因はサスペンションではなく、リアウイングのマウント部分なんだ」
次回、GP Diaryは7月5日に更新の予定です。
お楽しみに。
http://f1.panasonic.com/cgi-bin/form/tb.cgi/1989
- 本サイトのご利用は、ご利用者ご自身の責任において行われるものとします。
- 掲載内容等に関するご質問には、お答えできない場合がございます。予めご了承の上、ご利用ください。
- コメントの書き込み、トラックバックは自由に行っていただいてかまいませんが、事務局が不適切と判断した場合には削除することがあります。
予めご了承の上、ご利用ください。
へちょりさん|2008年7月5日13時8分
昨日のアクシデントではヒヤリとしましたが、ヤルノ自身に大事が無くホッとしております。
毎年の事ですが、トヨタは速さを求めると途端に部品精度が落ちてトラブルを招いてますね。
トヨタは「カイゼン」が信条のハズなのに、部品にトラブルが出て改善を行うという事を
繰り返す、後手後手の対応に見えてしましいます。
トラブルが起きるその前の段階で、キチンと部品の信頼性や精度を高めるという、
事前段階での「カイゼン」を強く求めます。
レースはスピードを競う世界ですから、万が一の事が起きてからでは遅いのです。
車は壊れても直せますが、人はそう簡単には行きません。
現場に限らずファクトリーで働く一人一人にも、高い安全意識を持って働いて欲しいです。
金曜日のトラブルに屈する事無く、決勝に向けて頑張って下さい。