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Rd.09 イギリスGP

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Midnight

2008年7月5日

金曜日、深夜0時を過ぎてもガレージの明かりが消えずにいたチームがあった。パナソニック・トヨタ・レーシングのガレージである。

そこで仕事をしていたのは、No.1メカニックのトーマス、コンポジットメカニックのアクセル、ギアボックス担当のミヒャエル、リアアクスル担当のヘンドリック、フロントアクスル担当のマイク、シャシーメカニックのローランド、エンジンメカニックのニコ、電気担当のクラウス。みなティモ・グロックの担当メカニックだった。ヤルノ・トゥルーリ担当メカニックは夜11時に仕事を終え、ホテルへ。この8人にチーフメカニックのジェラールを加えた9人がサーキットを出たのは、時計の針が土曜日に変わって15分後の、深夜0時15分。ホテルに到着したのは、0時45分だった。

なぜ、ティモ担当のメカニックたちが、そんな遅くまで金曜日の夜に仕事をしていたのか。それはフリー走行2回目でティモのクルマがストップする直前、縁石に車体の底を強く当ててしまい、モノコックにひびが入ってしまったからである。

今年からレギュレーションでTカーは使用できない。そのため、チームは土曜日に向けて、モノコックにサスペンションを取り付けるなど、一からクルマを組み立てなければならなかったのである。

午前様でホテルに帰った9人のメカニックは、土曜日の朝、6時50分にヤルノ担当メカニックたちと同じクルマでホテルを出発。しかし、ティモは予選の第2セッションに入ってから、今度は車体底部を路面に擦る「ボトミング」という症状に悩まされる。そのため、2回目のアタックに向けて、メカニックたちは車高を上げるためにタイヤの空気圧を高くしたが、今度はフロントタイヤのグリップが不足。トップ10にコンマ1秒及ばず、予選12番手という結果に終わった。

努力が実らなかった土曜日の午後のパドックで、ティモ担当のメカニックたちが、眠気を吹き払うかのようにコーヒーを飲んでいた。「残念だったね」と慰めの言葉をかけると、「まだレースは明日だよ。それにこの間のマニ-クールじゃ、金曜日は夜3時半まで仕事していたしな」と笑っていた。

日曜日のシルバーストーンは、土曜日同様に、いつ雨が降ってもおかしくない空模様になるという。ボトミングするということは、足回りのセッティングが軟らかめか、あるいはダウンフォースを付け気味にしているのではないかと予想される。

午後10時、パルクフェルメコンディションとなっている土曜日のガレージには、もうだれもいない。今日も、もうすぐ一日が終わろうとしている。しかし、グランプリはまだ終わってはいない。

次回、GP Diaryは7月6日に更新の予定です。
お楽しみに。

コメント

FLANKERさん|2008年7月6日9時35分

グロックもボトミングですか・・・
放送ではヤルノがボトミングで調べてくれみたいなシーンが出ていましたが。
前回のレポートで新型のリアサスの話が出ていましたが
とすると、こいつが設計ミスなんでは無いでしょうか。
このところの好調にうかれて開発側に気の緩みがあるのでは?
放送では高速コーナーでボトミングがあったら怖くて走れない、みたいな
ことを言っていました。
これでは今週のていたらくも当然かも。
決勝までに原因がわかればいいですが、シルバーストーン(ストンが正しいの?)
は抜けるサーキットなんですかね?5,6台つぶれてくれると入賞も
可能性ありですが・・・

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