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Rd.09 イギリスGP

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イギリスGP フリー走行

2008年7月4日

フリー走行 1回目
ティモ・グロック 12番手 1分21秒102 22周 
ヤルノ・トゥルーリ 15番手 1分21秒265 22周

フリー走行 2回目
ティモ・グロック 14番手 1分21秒472 18周 
ヤルノ・トゥルーリ 20番手 1分22秒196 23周

全18戦で争われる08年のF1世界選手権。前半戦最後の一戦となる第9戦イギリスGPが、シルバーストーン・サーキットで開始された。

イギリスGP初日は青空が広がる穏やかな一日となった。しかし、そんな天候とは裏腹に、パナソニック・トヨタ・レーシングにとっては、厳しい状況でのスタートとなった。

午前10時から始まったフリー走行1回目はトラブルなく、2台そろって22周ずつを周回したトヨタ。ところが、午後のフリー走行2回目で、2人のドライバーに相次いでトラブルが発生する。最初にトラブルに見舞われたのは、ティモ・グロック。クラブ・コーナーを立ち上がったところで、突然クラッチに不具合を発生させたグロックのTF108は加速することができず、コース脇に停止してしまう。なんとかクルマをセッション終了前にガレージに戻し、グロックは走行を再開することができたものの、午後は18周するにとどまり、タイムも14番手と奮わなかった。

次にトラブルに見舞われたのは、チームメートのヤルノ・トゥルーリだった。もっともスピードが出るハンガーストレートエンドで突然、リアウイングが脱落。ダウンフォースを失ったトゥルーリのTF108は、スピンしながらタイヤバリアにクラッシュした。幸いトゥルーリにケガはなく、TF108の修復も日没までに済ませることができたパナソニック・トヨタ・レーシング。土曜日以降の巻き返しに期待したい。

なお、フリー走行初日は午前の1回目に1分19秒575をマークしたフェリペ・マッサ(フェラーリ)が総合でトップに立っている。

イギリスGP 公式予選

2008年7月5日

フリー走行3回目
ティモ・グロック 8番手 1分22秒183 21周 
ヤルノ・トゥルーリ 14番手 1分22秒556 20周

公式予選
ティモ・グロック 12番手 1分20秒274 14周 
ヤルノ・トゥルーリ 14番手 1分20秒601 13周

グランプリ初日は青空が広がったシルバーストーン。しかし、2日目の土曜日は一転、目まぐるしく天候が変化する、典型的なブリティッシュウェザーとなった。

まず、午前中のフリー走行3回目はウエットコンディションでスタート。そのためパナソニック・トヨタ・レーシングの2人はウエットタイヤを装着してコースインした。ただし雨は降っておらず、セッションが進むにつれてドライコンディションとなったため、セッション後半はドライタイヤに履き替えて、予選の準備を行った。

午前中のフリー走行3回目で8位となったティモ・グロックと、14位ながらもグロックとわずかコンマ4秒差につけていたヤルノ・トゥルーリは、ともに手応えを感じつつ、午後の予選に臨んだ。

フリー走行3回目が終了した後、にわか雨が降ったシルバーストーン。公式予選が開始される午後1時には、雨雲が周辺にいくつか立ちこめていたため、パナソニック・トヨタ・レーシングの2人もほかのドライバーたちと同様、早めのタイムアタックを開始した。この作戦が功を奏して、第1セッション終盤に雨が落ちてきたものの、それまでにアタックを完了していたグロックは9番手、トゥルーリも13番手で2台そろって、第2セッションへ進出した。

しかし、その勢いが第2セッションに入ると失速してしまう。トップ10のタイムにトゥルーリはコンマ4秒、グロックはわずかコンマ1秒及ばずに第2セッションで脱落。2台そろって最終セッションに駒を進めることができなかったトヨタは、第7戦カナダGP以来、今季2度目のトップ10外からスタートすることとなった。

なお、予選はヘイキ・コバライネン(マクラーレン)が、F1でキャリア初のポールポジションを獲得。タイムは1分21秒049だった。

イギリスGP 決勝

2008年7月6日

決勝
ヤルノ・トゥルーリ 7位
ティモ・グロック 12位

第1回F1選手権が開催されたのは1950年のイギリスGP。しかし、イギリスでグランプリが開催されたのは、その2年前の1948年。今年60回目の記念大会を迎えたイギリスGPのチケットは完売となる盛況ぶりで、日曜日のシルバーストーンには9万人の観客が詰めかけた。

日曜日のシルバーストーンは、朝から冷たい雨が降る生憎のコンディション。伝統の一戦、イギリスGPは典型的なブリティッシュウェザーの中、気温17℃、路面温度18℃というコンディションの中で、午後1時にスタートが切られた。

全車スタンダードウエット(浅溝)タイヤを装着して切られたスタートで、パナソニック・トヨタ・レーシングの2人はティモ・グロックが12番手から、ヤルノ・トゥルーリも14番手から好ダッシュを披露。1周目のコントロールラインをトゥルーリが7番手、グロックは9番手と、いきなりトップ10内で通過していく。その後、スピンやコースアウトするドライバーが続出する中、トヨタの2人は安定した走りでポジションをキープ。2台そろって、ポイント獲得へ向けて、1回目のピットストップのタイミングを迎える。

しかし、その直前に小雨が降り出したために、1回目のピットストップのタイミングを遅らせたトヨタの2人は、ピットインする直前にラップタイムの伸びない周回を数周走行することとなった。そのため、1回目のピットストップを終えてコースに復帰すると、7番手だったトゥルーリは9番手に後退してしまう。トゥルーリにかわって8番手に浮上したグロックだったが、35周目から強く降り出した雨に足元をすくわれ、スピンを喫して後退。さらに40周目にはニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ)に追突され、ポイント圏外へと脱落してしまう。

一方、一時9番手に後退していたトゥルーリは、その後強く降り出したコンディションの中で粘り強いレースを展開して、ポイント圏内にカムバック。終盤、中嶋一貴(ウイリアムズ)との激しいバトルを制して、7位でフィニッシュ。3戦連続の入賞を果たすとともに、パナソニック・トヨタ・レーシングに2点を追加して、コンストラクターズポイントでレッドブルを逆転。コンストラクターズ選手権で5位から4位へと浮上した。

なお、レースはルイス・ハミルトン(マクラーレン)が地元グランプリで2000年デビッド・クルサード以来の優勝を果たして、今季3勝目、通算7勝目をあげている。