For the team
2008年8月3日
「ティモが表彰台に上がってくれたことよりも、私はティモが元気な姿でハンガロリンクに戻ってきてくれたことのほうがうれしかった」
ハンガロリンクを訪れていた岡本一雄トヨタ副会長は、ティモ・グロックがシャンパンファイトを繰り広げるポディウムの下で、目尻を下げながら、そう語っていた。岡本副会長は、06年からトヨタのモータースポーツを担当する責任者となったが、その年パナソニック・トヨタ・レーシングが表彰台に立ったのは第3戦オーストラリアGPの一度だけ。当時副社長だった岡本副会長は、メルボルンにはいなかった。
2年間、一度も表彰台をその目で見ることなく副会長となって、第一線は離れられたが、パナソニック・トヨタ・レーシングへの思い入れは人一倍強い岡本副会長。副社長時代は手書きで空力パーツをデザインし、ファクトリーにいるスタッフに送ったこともあったという。今年3度目の視察で、念願の初表彰台となった。
その岡本副会長の横で、チームスタッフから次々と握手攻めに合っていたのが、山科忠チーム代表だった。本社業務のため、フランスGPを欠席していた山科代表にとっても、今回の表彰台は生で見る初めての経験だった。
「私にとっても初めてですが、それを岡本副会長と一緒に見られたのがうれしい。このレースはわれわれにとって、御前試合。だから、なんとしても表彰台に立ちたかったし、できれば真ん中に立ちたかった。そのときには、もちろん岡本副会長にコンストラクター代表として表彰台に上がってもらう予定でした」(山科代表)
ガレージの前でティモの初表彰台獲得記念撮影会を行っていると、ヤルノ・トゥルーリがエンジニアとのブリーフィングを切り上げて、飛び入りしてきた。そして、ティモと握手をかわし、その傍らに座るのだった。
「ティモは今週末、素晴らしかった。この2位は決して幸運だけじゃなく、それに値する仕事をしたから獲得できたこと。チームメートとして僕もとてもうれしい」
そして、ティモである。
「チェッカーフラッグを受けた直後は、まだ表彰台を獲得したという実感は沸かなかった。いまでも、まだそうさ。でも、表彰台に立ってみんなの喜ぶ姿を見ていたら、エンジニア、メカニック、そしてファクトリーのみんなを含めたチーム全員に感謝の気持ちでいっぱいになった。そのことが、何よりもうれしい」
みんなが相手を思いやり、敬い、そして感謝する。ハンガロリンクでのパナソニック・トヨタ・レーシングは速いだけでなく、輝いて見えた。
次回は8月8に更新の予定です。
お楽しみに。
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第11戦 ハンガリーGP 決勝 ハンガロリンク トヨタティモ・グロック
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てぃもさん|2008年8月4日13時48分
今回のレースはティモが実力で得た2位です。給油トラブルもありましたが
迅速な処置で大幅なロスは避けられたこともよかったです。
ヤルノもバランスに苦しんだ予選でしたが決勝では見事に
巻き返したのもよかったです。チーム一丸となって得た2位と7位でしょう。これからも気を抜かずがんばってほしいです。おめでとう、ティモ、そしてヤルノ、そしてパナソニック・トヨタ・レーシング!
水を差しますがさん|2008年8月4日20時21分
こういうサラリーマン世界の事情がこのチームにはあって不純
御前試合じゃなくてもっとファンに向けてモータースポーツしようよ!!
こんにちわさん|2008年8月5日10時45分
素晴らしいレースでした。
そして運ではなく実力で獲得した2位には本当に驚きました。
短い夏休みで少し休んで、また頑張ってください。
cubic-mさん|2008年8月5日15時19分
ティモandチームの皆さん、銀メダルおめでとう。
給油リグのトラブルがなければ、金メダルだったかも…。
ということは言いっこなし。ロスタイムを最小限に防いだことを評価したい。
セクター3ファスティストを出し、見事実力で射止めた2位だと思う。
元々、ティモはカナダGPから上げ調子だったのだが、
ヨーロッパラウンドから外的要因で波に乗れなかった。
キラリとした面はあるのに、どうも結果がともなわない。
で、ハンガリーGP予選Q3の1回目のあの圧巻の走りである。
あれは凄かった。
まさにPush Hard!
ティモの押し上げたのはシャークフィンではないかと思う。
勝手に思っているだけなのだが、シャークフィンのようにマシンの背骨を延長してやると、
コーナリング時にマシンのねじれが和らぐのではないだろうか。
そして4本のタイヤがドリフト状態でコーナーに入ることにより、
タイヤの発熱が均等に入る、と考えているのだが。
機会があれば、チームの技術の方に聞いていただけると嬉しいです。
余談だが、トヨタがイナーシャダンパーを採用されていないことについて、
この時期にダンパーを取り替えるのは、サスペンションジオメトリーを見直すことになると思う。それはどう考えても危険。
通常のダンパーを正常進化させて、結果が出るのならそれでいいのだと思う。
と僕は勝手に思っていますが、こちらも聞いていただければ嬉しいです。
では、短い夏休みですが、骨休みをしてください。