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Rd.15 シンガポールGP

  • Diary by 尾張正博
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シンガポールGP フリー走行

2008年9月26日

フリー走行 1回目
ティモ・グロック 13番手 1分47秒706 27周 
ヤルノ・トゥルーリ 19番手 1分49秒064 29周

フリー走行 2回目
ティモ・グロック 10番手 1分47秒046 22周 
ヤルノ・トゥルーリ 19番手 1分48秒059 28周

ヨーロッパラウンドを終えたF1グランプリは、アジア・ラウンドに突入。その緒戦となるシンガポールGPはアジア初の市街地コースでのF1グランプリとなるだけでなく、F1界にとっても史上初のナイトイベント。会場であるシンガポール市内のマリーナ・ベイ・サーキットが1500基の照明でライトアップされる中、9月26日午後7時に記念すべき初ナイトセッションがスタートした。

初めてのコースというだけでなく、初めてのナイトセッションということもあって、路面がほこりっぽいにもかかわらず、セッションスタートとともにコースインした2台のパナソニック・トヨタ・レーシングのドライバー。90分間の走行でヤルノ・トゥルーリが29周、ティモ・グロックも27周を走行。順調にプログラムを消化していった。

通常より1時間半短い1時間の休憩時間をはさんで、午後9時半にスタートする予定だったフリー走行2回目は、パドッククラブのピットウォークが長引いたために2分遅れでスタート。グロックが10番手で初日を終えた一方、トゥルーリは19番手に終わった。新居章年テクニカルコーディネーション担当ディレクターは、「初日のタイムは異なる状況で出されたものなので、それほど心配していない」と、予選に向けて手応えを感じつつ、初日を終えている。

なお、シンガポールGP初日はフリー走行2回目に1分45秒654をマークしたフェルナンド・アロンソ(ルノー)が、初日総合トップに立っている。またフリー走行1回目で最終コーナーでスピンしたトゥルーリが、その直後にわずからコースを逆走してピットインしたため、競技委員会より1万ユーロの罰金が言い渡されている。

シンガポールGP 公式予選

2008年9月27日

フリー走行 3回目
ティモ・グロック 15番手 1分46秒180 23周 
ヤルノ・トゥルーリ 16番手 1分46秒221 19周

公式予選
ティモ・グロック 8番手 1分46秒328 21周 
ヤルノ・トゥルーリ 11番手 1分45秒038 12周

F1史上初のナイトイベントとして金曜日に開幕したシンガポールGP。土曜日のセッションも前日同様、ドライコンディションの下、夜7時にスタートした。

公式予選に先立って行われたフリー走行3回目。パナソニック・トヨタ・レーシングの2人は、前日からのセッティングの変更を確認しつつ、ティモ・グロックが15番手、ヤルノ・トゥルーリが16番手のタイムを記録して、夜10時からスタートする予選に臨んだ。

気温30℃、路面温度31℃、カクテル光線がサーキットを照らす中、スタートしたシンガポールGP公式予選。第1セッション1回目のアタックを終えた段階で2台そろってトップ10に入るスピードを披露していたトヨタだが、2回目のアタックでトゥルーリがミス。タイムを更新することができなかったトゥルーリだが、第1セッションは13番手に踏みとどまり、10番手のグロックとともに2人そろって第2セッションに進出した。

第2セッションの1回目のアタックで10番手につけたグロックは、2回目のアタックでも6番手に食い込む。そしてトップ10ドライバーによって争われる第3セッションでも8番手につけ、ハンガリーGPの予選5番手に次ぐ、上位グリッドからのスタートを得た。

一方、予選巧者のトゥルーリは第2セッションの2度目のアタックで思うようにタイムが伸びず11番手に終わり、カナダ、イギリス、ベルギーに続いて第2セッションで予選を終えている。

なお、予選はフェリペ・マッサ(フェラーリ)が1分44秒801で、今季5回目のポールポジションを獲得した。

シンガポールGP 決勝

2008年9月28日

決勝
ティモ・グロック 4位
ヤルノ・トゥルーリ 50周リタイア

58年もの歴史を持つF1で、初めてのナイトレース開催を迎えた日曜日のシンガポール。舞台となるマリーナ・ベイ・サーキットは前日までに比べると、やや雲が多い空模様となったが、雨に見舞われることなく、午後8時にドライコンディションの中、スタートした。

気温28℃、路面温度31℃、湿度79%という蒸し暑いコンディションの中、開始された決勝レース。土曜日の予選で8位を獲得していたティモ・グロック。その後、予選6位のニック・ハイドフェルト(BMWザウバー)に3番手降格のペナルティが科せられたため、グロックのスタート順位は7番手へと1つポジションアップ。日曜日の決勝レースでは走行ライン側からミスなくスタートしただけでなく、1周目のポジション争いをうまくくぐり抜けて、さらにポジションを1つ上げて6番手で1周目のコントロールラインを通過していった。

一方、予選11番手に終わったヤルノ・トゥルーリは、スタート時の燃料搭載量を自由に決めることができるメリットを生かし、予選後にレースに向けた戦略を見直し、1ストップ作戦で行くことを選択する。そのトゥルーリも絶妙なスタートを決め、1周目に2つポジションを上げて9番手にジャンプアップ。2台そろっての入賞を目指して、最高のスタートを切るのである。

その後、ライバル勢に比べて重い燃料を搭載していたトゥルーリは、3つポジションを落とすものの、セーフティカーが出動してライバル勢が一斉にピットインすると、労せずして2番手に上がり、29周目からはトップを快走。33周目に最初で最後のピットストップを行う。8番手でレースに復帰したトゥルーリは、その後6番手まで順位を回復して、今季9度目の入賞を目指して終盤に突入したが、50周目にハイドロ系にトラブルが発生してスローダウン。なんとかピットに帰還したものの、そのままリタイアとなってしまった。

これで1台だけとなったトヨタだが、グロックはトゥルーリとは異なる2ストップ作戦をミスのない走りで遂行。2度のセーフティカーが出動する荒れたレースを4位でフィニッシュ。パナソニック・トヨタ・レーシングにヨーロッパGP以来、3戦ぶりの入賞をもたらし、チームに貴重な5点を持ち帰った。

レースはフェルナンド・アロンソ(ルノー)が今季初勝利、昨年のイタリアGP以来19戦ぶり通算20勝目を挙げ、F1初のナイトレースを制した。