f1.panasonic.com

Rd.16 日本GP

  • Diary by 尾張正博
  • Results
  • Gallery

日本GP フリー走行

2008年10月10日

フリー走行 1回目
ヤルノ・トゥルーリ 15番手 1分20秒657 33周
ティモ・グロック 18番手 1分20秒823 37周 

フリー走行 2回目
ティモ・グロック 1番手 1分18秒383 44周
ヤルノ・トゥルーリ 10番手 1分18秒863 45周

昨年、30年ぶりに富士スピードウェイで開催された日本GPで、持てる力を発揮できなかった、地元のパナソニック・トヨタ・レーシング。2年目の今年は、初日からその実力をいかんなく発揮した。

初日の富士スピードウェイは、朝から青空が広がる絶好のグランプリ日和。午前10時のセッション開始とともに、ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックはコースインし、セットアップ作業を開始した。

低速から中速、そして高速とさまざまなタイプのコーナーがレイアウトされている富士スピードウェイは、空力の設定が難しいサーキット。そのため、パナソニック・トヨタ・レーシングは午前中さまざまなダウンフォースレベルを試して、データを収集。トゥルーリは15番手、グロックは18番手に沈んだが、2人合わせて70周を走行して、午後のフリー走行2回目に備えた。

そして午前中得られたデータは、午後のセッションで大いに役立つこととなる。セッション開始から20分後にトゥルーリがトップタイムをマーク。さらにその10分後にはチームメートのグロックもトップタイムを更新する。その後、グロックがマークした1分18秒383にマクラーレン勢とフェラーリ勢が迫ってきたものの、結局グロックのタイムを破る者は現れず、地元の富士スピードウェイでトヨタが初めて首位に立って、初日を終えた。

なお、チームメートのトゥルーリは10位でフリー走行2回目を終了。タイムはトップのグロックからコンマ5秒差の1分18秒863だった。

日本GP 公式予選

2008年10月11日

フリー走行 3回目
ティモ・グロック 2番手 1分25秒171 25周 
ヤルノ・トゥルーリ 13番手 1分26秒013 21周

公式予選
ヤルノ・トゥルーリ 7番手 1分19秒026 23周
ティモ・グロック 8番手 1分19秒118 24周

ティモ・グロックがトップタイムをマークした日本GP初日。2日目の富士スピードウェイでも、パナソニック・トヨタ・レーシングの2人は手に汗握るタイムアタックを披露して、7万1000人の観客を大いに沸かせた。

土曜日の富士スピードウェイは朝方まで雨雲がサーキットの上空に残り、午前11時からのフリー走行3回目はウエットコンディションでスタートした。セッション序盤はエクストリームウエット(深溝)タイヤを履いて走行を重ねたトヨタの2人。路面コンディションが良好になったセッション中盤からは、スタンダードウエット(浅溝)タイヤで周回を重ね、前日トップタイムをマークしたティモ・グロックは、このセッションでも2番手となる1分25秒171をマーク。1分 26秒013を記録したヤルノ・トゥルーリとともに、午後の予選に臨んだ。

午後に入って青空が広がった富士スピードウェイ。それにともなって路面コンディションも急激に回復。午後2時に開始された公式予選は、ドライコンディションでスタートした。前日のフリー走行で富士スピードウェイのコースレコードを樹立していたグロックは、第1セッション2回目のアタックでその記録を更新する 1分18秒138をマーク。さらにソフトタイヤを装着した最後のアタックでは、富士スピードウェイで初めて1分17秒台に入る1分17秒945を記録して、トップで第2セッション進出を決める。

第2セッションでもトヨタの2人はトゥルーリが4番手、グロックも5番手をマークして第3セッションへ進出。燃料搭載量が異なる第3セッションでは、それまでのフィーリングと異なるハンドリングに手を焼いて満足なアタックができなかったものの、トゥルーリは7番手、グロックも8番手を獲得。チームのホームサーキットで、ポイント圏内からそろってスタートを切る。

なお、予選はルイス・ハミルトン(マクラーレン)が1分18秒404で、今季6回目のポールポジションを獲得している。

日本GP 決勝 

2008年10月12日

決勝
ヤルノ・トゥルーリ 5位
ティモ・グロック 6周リタイア

昨年、30年ぶりに富士スピードウェイで開催された日本GP。新生・富士スピードウェイでの2回目の開催となった今年の日本GPは、上空を雲が覆うハッキリしない天候の下で、決勝レースを迎えることとなった。

気温16℃、路面温度21℃という肌寒いコンディションの中で開始された67周のレースは、スタート直後から波乱が連続した。まずタイトル争いを演じるフェラーリ勢とマクラーレン勢がお互いに牽制しあいながら1コーナーに進入。止まりきれずに直進するルイス・ハミルトン(マクラーレン)に進路をふさがれる形でフェラーリ勢もコースオフ。この間隙を縫って7番手からスタートしたパナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリは、一気に3つポジションを上げて4番手で1コーナーを通過していく。

8番手からレースに臨んだチームメートのティモ・グロックも絶好のスタートを決め、トゥルーリと並ぶようにして1コーナーに進入。しかし、ハミルトンとフェラーリ勢がコースオフして混乱している間に、イン側からライバル勢に先を越され、スタートポジションより逆に2つポジションを落として、10番手に下がってしまう。それでもグロックは1周目のコントロールライン手前でジェンソン・バトン(ホンダ)をオーバーテイクし、2周目にはネルソン・ピケ(ルノー)をかわすなどして、8番手までポジションを回復させることに成功する。

ところが、5周目にクルマに違和感が発生する。グロックはそのまま走行を続けたが、6コーナーの出口でコントロールを乱して縁石に乗り上げてしまう。そのため、グロックは緊急ピットインをするが、テレメトリーデータでは異常が発見できず、さらにサスペンションなどをメカニックが検査しても原因が特定できなかったため、そのままコースに復帰する。それでも、違和感が消えることがなかったため、翌周グロックは再びピットイン。ガレージに入れて調査した結果、シートを固定する部分にトラブルが発生したため、リタイアすることとなった。

これでトゥルーリひとりだけとなったパナソニック・トヨタ・レーシング。序盤4番手を走行していたトゥルーリは、その後リアタイヤのグリップ不足に悩んで、ポジションを1つ落として1回目のピットイン。34周目に再び4番手まで浮上したが、2回目のピットストップで猛追してきたピケに逆転を許してしまい、5位でフィニッシュ。惜しくも表彰台獲得はならなかったが、トヨタのお膝元である富士スピードウェイのレースで初入賞を果たした。

なお、レースはフェルナンド・アロンソ(ルノー)が今季2勝目、通算21勝目をあげている。