中国GP フリー走行
2008年10月17日
フリー走行 1回目
ティモ・グロック 16番手 1分37秒664 29周
ヤルノ・トゥルーリ 18番手 1分38秒219 24周
フリー走行 2回目
ヤルノ・トゥルーリ 4番手 1分36秒159 32周
ティモ・グロック 11番手 1分36秒615 33周

シンガポールからスタートした秋のアジアラウンドは、先週日本GPを終え、いよいよ締めくくりとなる中国GPを迎えた。舞台となる上海インターナショナル・サーキットは長いストレートと低速コーナー、中高速コーナーを併せ持ち、富士スピードウェイと似たようなキャラクター。日本GPから2週連続開催でもあることから、多くのチームが日本GPとほとんど同じ空力パッケージで臨むこととなった。
初日の上海はやや風が強く、時折上空を通り過ぎる雲によって日差しが遮られるというハッキリしない天候となった。気温24℃、路面温度25℃と昨年に比べて涼しいコンディションで開始されたフリー走行1回目。前戦日本GPでは地元での初表彰台獲得の期待が高まる中、惜しくも5位に終わったパナソニック・トヨタ・レーシング。午前中はティモ・グロックが16番手、ヤルノ・トゥルーリも18番手とやや慎重なスタートを切った。
午後に入って、まずグロックが4番手のタイムをマーク。するとトゥルーリも2番手に食い込むスーパーラップを刻んで、前戦日本GPの予選第2セッションを彷彿とさせる走りを披露した。その後、路面状態が良好になったセッション終盤にニュータイヤを履いたドライバー数人にかわされたものの、トゥルーリは最終的に4番手で初日を終了。グロックが日本GPでマークした初日トップタイムに次ぐ、今シーズン初日ベストリザルトを手にして、11番手に終わったグロックとともに2日目に臨む。
なお、フリー走行初日は午後の2回目に1分35秒750をマークしたルイス・ハミルトン(マクラーレン)が、総合でもトップに立っている。
中国GP 公式予選
2008年10月18日
フリー走行 3回目
ヤルノ・トゥルーリ 5番手 1分36秒396 22周
ティモ・グロック 17番手 1分37秒053 22周
公式予選
ヤルノ・トゥルーリ 9番手 1分37秒934 19周
ティモ・グロック 13番手 1分35秒937 16周

第17戦中国GPの予選は、パナソニック・トヨタ・レーシングにとって厳しい戦いとなった。
2日目の上海インターナショナルサーキットは青空が広がり、前日よりも暖かい陽気。午前11時から開始されたフリー走行3回目は、気温26℃、路面温度26℃でスタートした。前日のフリー走行で4番手のタイムを記録したヤルノ・トゥルーリはこのセッションでも調子を維持して5番手で練習走行を終了。一方チームメートのティモ・グロックは、クルマのバランス変化に苦しんで17番手で午後の予選に臨んだ。
午後に入って日差しが強くなった上海インターナショナルサーキット。公式予選開始時の気温は28℃と午前中とほとんど変わりなかったが、路面温度は一気に10℃上がって36℃というコンディションで予選第1セッションが午後2時にスタートした。
そして、この路面コンディションの変化に苦しんだのがパナソニック・トヨタ・レーシングの2人だった。グロックは第1セッションの最初のアタックで装着したハードタイヤでの感触は良かったが、2回目のアタックで履いたミディアムがいまひとつ。そのミディアムを履いてアタックした第2セッションでは、2回目のアタックで自己ベストを更新することができずに13番手に終わり、第3セッション進出はならなかった。
一方のトゥルーリも午後に入って、突然グリップ不足に悩んで思うようなアタックができない。それでも、第2セッションでなんとか10番手のタイムを記録して第3セッションに進出。しかし燃料を搭載した第3セッションではポールポジションから1.6秒遅れにとどまり、予選は9番手に終わった。
なお、予選はルイス・ハミルトン(マクラーレン)が今季7回目のポールポジションを獲得。タイムは1分36秒303だった。また、予選前にエンジン交換したため予選6番手に入っていたマーク・ウェバー(レッドブル)が10番手降格。予選を7番手で終えていたニック・ハイドフェルト(BMWザウバー)は、予選第1セッションでデビッド・クルサード(レッドブル)のアタックを妨害して、3番手降格。このためトゥルーリは2つ上の7番手から、グロックも1つ上の12番手からスタートを切る。
中国GP 決勝
2008年10月19日
決勝
ティモ・グロック 7位
ヤルノ・トゥルーリ 2周リタイア

日本、マレーシア、バーレーンに続いて、2004年にアジアで4番目のグランプリとして上海でスタートした中国GP。5回目の開催となった今年の決勝レースは、通常より1時間遅い午後3時に8万人の観衆が見つめる中、開始された。
日曜日の上海インターナショナルサーキットは朝から霧が立ちこめ、どんよりとした空模様。しかし、心配されていた雨は落ちることなく、レーススタート直前のコンディションは気温28℃、路面温度30℃という状況だった。前日の予選で6番手となったマーク・ウェバー(レッドブル)が予選前にエンジンを交換していたため、10番手降格し16番手へ。また予選7番手だったニック・ハイドフェルト(BMWザウバー)が予選第1セッションで他車を妨害したとして3番手降格のペナルティが科せられたため、パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は、予選9番手だったヤルノ・トゥルーリが7番手から、予選13番手のティモ・グロックが12番手からスタートを切ることとなった。
ところが、スタート直後の1コーナーで、トゥルーリがいきなりセバスチャン・ブルデー(トロ・ロッソ)と接触。スピンしてコースアウトしたトゥルーリは最後尾まで落ちてしまう。なんとかピットインしたトゥルーリは、安全を確認して再度コースに復帰するが、ダメージが残っていたため、再びピットイン。リタイアを余儀なくされた。
これでグロック1台だけとなったトヨタ。しかし、そのグロックがトヨタ・チームの期待に応える素晴らしい走りを披露する。重量感度が大きい上海インターナショナルサーキット。ほとんどのチームが2ストップ作戦を敷く中、トヨタはグロックに1ストップ作戦を授け、グロックも見事にその作戦を実行するのである。1回目のピットストップをだれよりも遅い32周目に行ったグロックは、2ストップ勢が2回目のピットストップを行っている間に7番手まで浮上。スタートポジションから5つ順位を上げる快走を披露して、自身今季5度目となる入賞を果たすのである。
これでコンストラクターズポイント2点を加点したパナソニック・トヨタ・レーシングだが、コンストラクターズ選手権4位のルノーが6点を加点して、その差が20点となったため、最終戦を残してトヨタのコンストラクターズ選手権5位以下が確定した。
なお、レースはルイス・ハミルトン(マクラーレン)が今季5勝目、通算9勝目をあげ、タイトル争いで2位のフェリペ・マッサ(フェラーリ)との差を7点に広げて、最終戦に臨むこととなった。