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Rd.08 イギリスGP

  • Diary by 尾張正博
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イギリスGP フリー走行

2009年6月19日

フリー走行 1回目
ヤルノ・トゥルーリ 7番手 1分20秒585 32周
ティモ・グロック 16番手 1分21秒386 32周

フリー走行 2回目
ヤルノ・トゥルーリ 8番手 1分20秒458 40周
ティモ・グロック 13番手 1分20秒762 37周

本来のポジションに戻ったトルコGPから2週間。この間、来シーズンに向けたさまざまな動きがある中、イギリスGPが開幕した。戦いの舞台となるシルバーストーン・サーキットは、第1回F1グランプリが開催された歴史と伝統を誇るコース。しかしながら現在のところ、来年からのイギリスGPはドニントンパークへと移ることになっており、このオールドスタイルの高速コースでのレースは今回で見納めとなる。

例年より多少開催時期が早いこともあり、気温14度と肌寒い中で幕を開けたフリー走行1回目。パナソニック・トヨタ・レーシングのヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックの2人は、予選と決勝に向けまずは異なるセットアップにトライ。トゥルーリが7番手、グロックは16番手で最初のセッションを切り上げる。

午後になると気温こそ17度と大きな変化はないが、路面温度は33度にまで上昇。2台はロングランも含めながら、ブリヂストンタイヤの評価を中心としたプログラムを進めていく。今回、ブリヂストンが用意したタイヤは、ハードとソフトの2種類。寒いことからのグリップへの影響、第3セクターでのグレーニングの出方の検証、第1セクターの高速区間のセットアップなどを検証しながら、2台そろって1レース分以上を走行。貴重なデータを収集できた有意義な一日で、シルバーストーン最後のイギリスGPの初日を終えた。

なおフリー走行初日は、2回目に1分19秒456をマークしたセバスチャン・フェッテル(レッドブル)が、総合でもトップに立っている。

イギリスGP 公式予選

2009年6月20日

フリー走行 3回目
ヤルノ・トゥルーリ 3番手 1分19秒125 15周
ティモ・グロック 7番手 1分19秒868 19周

公式予選
ヤルノ・トゥルーリ 4番手 1分20秒091 21周
ティモ・グロック 8番手 1分20秒490 25周

コース外での話題をFIAとFOTAがにぎわす中、イギリスGPは2日目を迎えた。朝方の雨がまだコースを濡らしており、ウエット宣言のもとでスタートしたフリー走行3回目。気温は14度と前日午前のセッション時点と変らないが、路面温度は16度という低いコンディション。フェルナンド・アロンソ(ルノー)を始め、インターミディエイトを装着して走行するドライバーも見受けられたが、ほとんどのドライバーは開始30分を過ぎるまでタイムアタックをすることはなかった。

パナソニック・トヨタ・レーシングの2人も、その頃から本格的な走行を開始。ハードタイヤを装着し、周回を重ねながら予選に向けたセットアップの確認を行っていく。そして2人そろって前日を凌ぐパフォーマンスを披露。ヤルノ・トゥルーリは3番手、ティモ・グロックも7番手につけ、公式予選に向けて順調な仕上がりを見せた。

シルバーストン・サーキットを覆った雨雲は、午後になってもすっきりとしない。路面温度こそ25度まで上昇したが、気温は16度と依然として肌寒ささえ感じるコンディションの中、予選Q1がスタートした。

20台がひしめく予選Q1では、またも波乱。セッション終了間際にエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が激しくクラッシュ。残り24秒を残して赤旗中断となる。これでなんと、王者ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が今季3度目の予選Q1敗退となってしまう。

Q1をヤルノ4番手、ティモ9番手でなんなく突破したパナソニック・トヨタ・レーシング。Q2に入っても好調さは衰えることなく、ヤルノ3番手、ティモ10番手で、この日の最後の勝負となる予選Q3に、2台揃って進出するのである。

セッション開始と同時に、フェルナンド・アロンソ(ルノー)を除く9台はソフトタイヤを履いてコースイン。最後の10分の戦いに、ほとんどのクルマは2アタックで挑んできた。するとここでもヤルノは4番手を獲得。セクタータイムを見ると第1セクターは5番手だが第2セクターで3番手、第3セクターで2番手と、コース後半に行くほどタイム縮めることに成功。見事に1周のラップタイムをまとめ上げた。

一方のティモは8番手。セッションを終えたティモは、「タイヤがうまく温められなかったのが残念だけど、昨日の結果に比べればいいよね。明日はポイント獲得を狙うよ」とコメント。パナソニック・トヨタ・レーシングは、2戦連続2台揃ってのポイント獲得を目指す。

なお、ポールポジションは1分19秒509をマークしたセバスチャン・フェッテル(レッドブル)が獲得した。

イギリスGP 決勝

2009年6月21日

決勝
ヤルノ・トゥルーリ 7位
ティモ・グロック 9位

今年でしばらくグランプリが開催されなくなるシルバーストーン・サーキット。現在、ランキングトップの座を地元ジェンソン・バトン(ブラウン)がひた走っていることもあり、大勢のF1ファンが詰め掛ける中で、イギリスGP決勝が行われた。

例年より約1ヶ月早い開催となった今年のイギリスGP。決勝日のシルバーストーンも肌寒い気候。気温16度路面温度30度というコンディションの中、フォーメーションラップがスタートした。

イギリスGPに臨みブリヂストンが用意したタイヤは、4種類あるコンパウンドの中で一番硬いハードと、2ランク柔らかいソフトの2種類。タイヤの切替の目安となる温度は24~26度と言われ、各車スタートでどちらを選ぶかが注目された。パナソニック・トヨタ・レーシングの2台はソフトタイヤを選択。トップ8の中では、ヤルノ・トゥルーリの直後からスタートする中嶋一貴、ティモ・グロックの直前からスタートするニコ・ロズベルグのウイリアムズ勢がハードタイヤを選択してのスタートであった。

ところが、このスタートでパナソニック・トヨタ・レーシングの2台は出遅れてしまう。トゥルーリはスタート直後に中嶋、そして9番グリッドからジャンプアップしてきたライコネン(フェラーリ)にかわされると、ハンガーストレート・エンドでロズベルグにもかわされ、7番手に後退。一方のグロックは、11番手からスタートしていたフェリペ・マッサ(フェラーリ)にかわされ、オープニングラップで10番手に後退してしまう。

レース序盤こそ、サイド・バイ・サイドの攻防などが随所で見られた。しかし抜き所の少ないシルバーストーン・サーキット、次第にレースは落ち着いていく。

15周目に中嶋が1回目のピットストップに入ると、上位陣も次々にピットイン。トゥルーリは18周目、グロックは19周目に1回目のピットストップ。いずれもソフトタイヤでつなぎ、第2スティントを迎える。

トゥルーリ6番手、グロック10番手のポジションをキープしたまま、2回目のピットストップをそれぞれ46周目と48周目に終えたパナソニック・トヨタ・レーシング。しかし7番手を走行していたバトンが2回目のピットストップを49周目まで引っ張ったことでトゥルーリを逆転。結局そこからポジションを上げることなく、トゥルーリが7位入賞。そしてグロックは残念ながら入賞圏内には届かず、9位でチェッカーを受けた。

なお優勝したのは、レッドブルのセバスチャン・フェッテルがポール・トゥ・ウィン。中国GP以来となる今季2勝目を挙げた。