f1.panasonic.com

Rd.09 ドイツGP

  • Diary by 尾張正博
  • Results
  • Gallery

ドイツGP フリー走行

2009年7月10日

フリー走行 1回目
ヤルノ・トゥルーリ 4番手 1分33秒795 23周
ティモ・グロック 19番手 1分34秒911 23周

フリー走行 2回目
ヤルノ・トゥルーリ 5番手 1分32秒511 32周
ティモ・グロック 15番手 1分33秒172 34周

イギリスGPから3週間のインターバルののち、パナソニック・トヨタ・レーシングにとっては“第2のホームグランプリ”といえる、ドイツGPを迎えた。

チーム同様、今回がホームレースとなるティモ・グロック。F1ドライバーとなって初めて迎えるニュルブルクリンクでのレースに、「表彰台を争うポジションに返り咲きたい」と力を込める。

7月とはいえ、アイフェル山中に位置するニュルブルクリンクは肌寒いコンディション。初日午前中は気温11度、路面温度も20度をわずかに超えるほどだ。

そのような状況の中、ドイツGP最初のセッションが始まると、パナソニック・トヨタ・レーシングは週末に向けたプログラムと同時に、来季に向けたテストを開始した。フロントノーズ上部に、レッドブル・タイプの付加物をテープで装着し、データ収集を行った。シーズン中のテストが制限されている今年。各チームとも来季に向けた開発プログラムを金曜フリー走行の時間を使って行う場面が、今後は増えていくかもしれない。

その“新パーツ”は間もなく外され、ヤルノ・トゥルーリ&グロックは週末のセットアップを進めていく。わずかながら雨にも見舞われた午前中のセッションをトゥルーリが4番手、グロックは19番手で終えた。

2時間半のランチタイムを挟んで迎えたフリー走行2回目。午後2時のセッション開始時間となっても、気温12度、路面温度20度とコンディションに大きな変化はない。

セッション序盤は、数周走行してはピットに入り、さまざまなセットアップを試していたトゥルーリとグロックだったが、終盤にはそろってロングランを敢行。若干のトラフィックに遭遇しながらも、コンスタントなタイムをマークし、週末に向けてまずまずの感触を手にして、初日を終えた。

なおフリー走行初日は、2回目に1分32秒149をマークしたルイス・ハミルトン(マクラーレン)が、総合でもトップに立っている。

ドイツGP 公式予選

2009年7月11日

フリー走行 3回目
ヤルノ・トゥルーリ 7番手 1分31秒620 23周
ティモ・グロック 12番手 1分32秒022 20周

公式予選
ヤルノ・トゥルーリ 14番手 1分42秒771 17周
ティモ・グロック 19番手 1分32秒423 11周

2日目を迎えたドイツGP。前日同様にはっきりとしない空模様の下、肌寒いコンディションの中でフリー走行3回目がスタートした。

公式予選前、最後の走行となるフリー走行で、前日のセットアップを確認したい各チーム。しかし、路面温度は依然として上昇することなく、ドライバーとチームを惑わす。パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は、ヤルノ・トゥルーリが7番手、ティモ・グロックは12番手でセッションを終えた。

2時間のインターバルを終え、いよいよ公式予選がスタート。ハードタイヤでコースに入るクルマもあったが、路面温度が上がらないこともあり、結局はソフトタイヤに履き替えてタイムアタックを行う。ここでトゥルーリは1分30秒760をマークし、Q2進出を決めるが、グロックのタイムがどうしても伸びない。地元グランプリということもあり、なんとしても予選で上位進出を果たしたいグロック。しかしソフトタイヤに履き替えてアタックラップを行ったセッション終盤に雨が降り出す不運もあり、タイムを更新できずに、モナコGP以来となるQ3脱落となってしまう。

グロックが脱落したことで、一人、Q2を戦うことになったトゥルーリ。今回のQ2は、天候の変化が大きく、それが戦況に影響を及ぼすことになる。

Q2開始直前の天気予報で、すぐにでも雨が降り出すという情報から、早々に全車がコースイン。しかし、アウトラップが終わる前に早くもニュルブルクリンクに雨が降り始める。マーク・ウェバー(レッドブル)を除く全車がアタックラップに入ることなくピットイン。各車、インターミディエイトに履き替えてコースに戻っていく。一人コースに残ったウェバーも、結局まともな走行ができるはずもなく、翌周にはピットに向かう。

しかし、Q2にニュルブルクリンクを襲った雨は、簡単なものではなかった。それからもコースの場所による降雨量の違いや雨が降り出すタイミングの違いに、各チームは翻弄されることになる。結果、トゥルーリは予選タイムを更新することができず、14番手に終り、ドイツGPの公式予選を終えた。

なお、1分32秒230をマークしたマーク・ウェバー(レッドブル)が、自身初のポールポジションを獲得した。

ドイツGP 決勝

2009年7月12日

決勝
ティモ・グロック 9位
ヤルノ・トゥルーリ 17位

残念な結果に終わった土曜日予選。しかしセッション終了後には、パナソニック・トヨタ・レーシングに、さらに厳しい現実が待っていた。ティモ・グロックに対し、他者のアタックを妨害したとしてグリッド降格のペナルティが下されるのだ。ドイツGPは、チームとグロックにとってのホームグランプリだが、厳しいポジションからのスタートとなってしまった。

3日間の中で最も暖かいコンディションとなった日曜日。前日までは降水確率も高く、波乱のレースが予想されていた。しかし、一転して青空さえ見られ、気温18度、路面温度に至っては30度にまで上がったコンディションの中、ドイツGP決勝がスタートした。

レッドブル、ブラウン勢が上位集団でスタートする中、KERSを搭載したマクラーレン、フェラーリが1コーナーまでに好ダッシュを見せる。しかし1コーナーに差し掛かったとき、勢いあまったルイス・ハミルトン(マクラーレン)がコースを外すと、そこから若干の混乱が発生。14番手からスタートしていたヤルノ・トゥルーリも影響を受け、他車と接触。オープニングラップでは2つポジションを落としながらもなんとか走行を続けるが、たまらず2周目にピットへ。トゥルーリはフロントウイングの交換を余儀なくされてしまう。

一方、グリッド降格のペナルティを受け、ピットからのスタートを選択したグロック。ソフトタイヤを履き、燃料を目いっぱい積み込み、1ストップ戦略を選択する。デグラデーションに苦しみながらも、粘り強い走行を続けたグロックは37周目に最初で最後のピットストップ。そしてハードタイヤに履き替えると、着実にポジションをアップしていく。レース終盤にはマクラーレンのヘイキ・コバライネンとポイント獲得を賭けたバトルを展開するが、惜しくも届かず。9位でチェッカーを受けた。

序盤のアクシデントで苦しいレースを戦うことになったトゥルーリも、レース終盤になってようやく本来のスピードを取り戻す。52周目には今回のレースで2番目に速いラップタイムを記録するが、時すでに遅し。17位という結果で、レースを終えた。

なおレースは、ポールポジションからスタートしたレッドブルのマーク・ウェバーがキャリア初優勝。2位にはセバスチャン・ベッテルが入り、レッドブルが1-2フィニッシュ。3位は今季初表彰台となるフェリペ・マッサ(フェラーリ)だった。